99%の会社はいらない
・よい大学に入り、いい会社に入れば安泰というのは、
高度成長期の一時期だけに存在した昔話。
このテーマについて、考える前に、
【安泰】あんたい という言葉について調べてみた…
無事安全で、何の危険もないこと。
私は、専門学校を卒業するとき、ある家電メーカーの入社試験を受けた。
残念ながら不合格だったが、もし合格していたら、度重なるリストラで
解雇されたか、海外の家電メーカーに買収されるという痛みを味わった
かもしれない…
まあ、私の場合は、いわゆる、良い大学を出たわけではないので、
前述のテーマとは外れるかもしれないが、その時に、いい会社だと
思われていた企業に入社できていたとしても、安泰ではなかったかも?
ちょっと変なタイトルですけれども、
モノづくりや流通に携わっている方なら、
モノを造った後、運んだり、保管したりすることに、
どれだけお金がかかるか身に染みて感じていると思います。
また、モノは、運んだり、保管しているうちは、
お金になりません。誰かに売って初めてお金になるのです。
ですから、同じ値段で売れるものなら、できるだけ小さくて、
軽いものの方が、運んだり、保管してりする費用が少なくなります。
また、材料を仕入れてから、モノが完成するまでの時間、
造ってから、売れるまでの時間が短ければ短いほど、
材料~モノとして存在する間の保管にかかる費用が少なくなります。
モノを造って販売する目的は、利益を上げるためのものなので、
少ない材料に、短時間で大きな付加価値を加え、完成したモノは、
小さく軽く、造った場所のそばで、すぐ売れる!ビジネスが良いわけです。
だから、山の中に資材を運んで建物を造り、そこでレストランを
開いたりすることは、効率という点では、良いとは言えないかも(・・?
仕事をしていると、いろいろと面倒くさいことが起こります。
特に私の仕事は、お得意先様からの問い合わせに答える仕事なのでなおさらです。
インパクトのある報道があると、自分で事実確認もしないで、すぐに聞いてくる。
そんなお得意先様のご担当者がいらっしゃいます(わざと丁寧?な言葉遣いです)。
でも、その殆どのご質問が、はっきり言って的外れです。
人に何かを聞く時は(よっぽど切羽詰まっている時なら仕方がありませんが)、
可能な限り、自分で情報を集めて、理解したうえで聞いた方が良いと思います。
そうしないと、質問が的外れになってしまい、無知でバカだと思われます。
{無知でバカだと思われても良い人は、止めません。自分より物知りで利口な人に
無知でバカだと思われないようにすることは、とても難しい(無理)です}
だって、インターネットでなんでも調べられる時代です(もちろん、検索には
それなりの技術が必要ですし、玉石入り乱れるネット上の情報から、より正しい
情報を選ぶことは極めて難しいということも事実です)。
しかし、だからこそ調べて、情報を比較して、正しいと思われる情報を選ぶ
訓練が必要なのだと思います。
そうです。それが、実力に繋がり、狼が来た!と叫ぶことで目立つのではなく、
狼を撃退することで目立てるようになることに繋がるのです。
記事の内容から分りにくい表現になってしまったことをお詫び申し上げます。
インターネットが普及する前は、個人が自由に発言する場は、
限られていました。しかし、インターネットの普及により、
私のような者でも(どれだけの方が見てくださっているか分りませんが)、
ほぼ自由に、個人の意見を発信できるようになりました。
しかしながら、無責任な意見や、無責任な受け売りが多いのも事実です。
例えば「何らかの化学物質が有害性が疑われ、その化学物質が使われている
商品が危険である」というような報道があったとします。残念ながら、
その報道の多くは、信憑性が乏しいのが実情です。
たとえば、〇〇大学の実験で、ある化学物質が生体に悪影響がある!と
報じられたとします。しかし、その実験は、マウスや小さな魚に対して、
経口するはずのない薬物を投与して観察したものであったりします。
報道される場合には、その投与量が不明確であったり、客観的に、
影響力を判断するには、不十分な情報であることも少なくありません。
ですから、報道されたニュースをやみくもに信じるのではなく、
そこに信頼に値する情報が含まれているかどうか、確認することが必要です。
不確実な情報に振り回され、それを拡散してしまう人にならないためにも、
責任ある立場の方や組織の情報が得られるまで、静観する方が賢いと思います。