武器としての交渉思考
交渉とは、複数の人間や組織が、話合い合意を結ぶことで「現実を動かしていく」ために行うものです。ビジネスというものは、自分や組織の外部にいる人や組織と交渉して、合意を結ぶことのくり返しです。今後、付加価値を持つビジネスはすべて交渉をともなうものになるでしょう。
複数の人が集まってひとつの目的に進むときには、大きなビジョン(ロマン)と、それを実現させるためのコスト計算(ソロバン)の両方が大切になり、そのロマンとソロバンをつなく役割を交渉が果たすわけです。
世の中を大きく変えたいと思うならば、きちんとソロバンの計算をしながら、大きなロマンを持ちつづける、その両方が必要になるのです。
企業にとって、事業を通じて社会貢献と利潤の追求することは、必ず両立させなければならない目標となるわけです。