20歳の自分に受けさせたい文章講義
“自分の意見”“主観”を相手に伝える目的は、何らかの形で相手を動かすことだ。
「われわれにとって伝えるべきこと、それは第一に自分の意見だ。そして大切なのは、自分の意見が完全に主観であり、感情だということだ。われわれは感情を伝えたいからこそ、論理をつかうのだ。主観を語るからこそ、客観を保つのだ。」「読者は、説得されたいのではない。自らの頭で納得したいのだ。」「文章とは、答えを示すものではなく、解き方を示すものなのだ。読者にゴール地点を見せるのが目的ではなく、ゴールまでの道のりを示すことが文書の役割なのだ。いい文章とは、読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章のことである。」
…確かに“自分の意見”“主観”を相手に伝える目的は、何らかの形で相手を動かすことだ。相手を動かすためには、相手に納得してもらわなければならない。共感してもらわなければならない。そうしてもらうためには、“自分の意見”“主観”の根拠を示し、相手を説得しなければならないのだ。