脳は平気で嘘をつく 「嘘」と「誤解」の心理学入門
・人は、主観というものによって「自分が見たいもの」だけを見ようとしてしまう。しかも、多くの人が自分の観察能力を過大評価する傾向にあり「私は他の人より“人を見抜く力“がある」と思いこんでしまっている。
自己愛の欠如した人は、自分に自信がなく、いつも誰かに「認めてもらいたい」「褒めてもらいたい」と思っているアイデンティティの不安定な人といってもいいだろう。
「自分は自分、人は人」と割り切って考えられる人は怒ることが少ない。すぐ怒る人に共通しているのは「自己主張が下手」ということである。女性は仕事のことで怒っているようでも「私のことをバカにしているんじゃないか?」という気持ちだけで怒っているようなときがある。
自己愛が欠如した人と自己愛が肥大した人を比較した時に、どちらがマシか(・・?という問題については、意見が分かれると思いますし、女性が怒っている理由についても、多くの女性に納得してもらうことが難しいと思いますが、自分の意識が自分の無意識を理解していない、いや、むしろ、自分の意識は自分の無意識の存在を知らない。ということについては間違いない。自分の無意識を理解できなかったり、認めなかったとしても、存在を認めることが大事である。