脳はなにかと言い訳する
脳には不思議なことがたくさんあります。ただ、はっきりしていることは、「意識できること」よりも「無意識のまま脳が実行していること」のほうがはるかに多いということです。
意識を一種の「警告システム」であると考える学者がいます。想定外の事件が生じたときに、意識が生まれ、私たちに知らせるという考え方です。
意識は「脳回路の成長」や「知恵の育成」を促すものだと解釈できそうです。
意識が刺激されれば、それは脳の成長のチャンスです。
●ストレスは克服できる。その典型が場馴れ。感受性を修復し、記憶することがストレスの克服。海馬を発達させることで、ストレスに勝てる。
●悩みのない人は社会に適応することができない。悩まない人たちは、記憶力も低下する。記憶は、未来の自分のために蓄えるもの。未来への不安がなく、計画をたてるモチベーションのない人に、記憶は不要。
●なにかを学ぶときにはフィードバックがポイント。「自分は怒りっぽい性格だから気をつけよう」「寝ぼうだから早く起きよう」とか、問題意識を持ってフィードバックすることによって、自己修正ができる。