ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

私家版・ユダヤ文化論


120922 
第一章より・・・
 私たち日本人がユダヤ人について行ってきたすべての誤解は、ユダヤ人と日本人を同種の集団カテゴリーだと見なす安易な設定に根差している、私たちが集団に帰属感を覚えているのと同じような仕方で、ユダヤ人たちもそのエスニック・グループに帰属感を覚えているんだろうという共感や感情移入の手法は、私たちの「奇習」を拡大適用するすることにしかならない。私たちには理解しがたい共同意識や、私たちの知的習慣に含まれない思考法がこの世の中には存在する。


 よく「相手の気持ちになって考えましょう」なんて言いますが、日本人とユダヤ人ほどではなくても、育ってきた背景が違えば出来ごとの感じ方は違ってくるわけです。相手が自分と同じように感じていると思うことは、救いようのない誤解を生む切欠になりかねないわけです。もちろん、相手が感じていること、自分が感じていることの全貌を言葉で端的に説明することは不可能なので、私たちは同じように感じていないという前提で、それぞれが出来事を解釈するしかないのです。

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