自分の仕事をつくる
これからは経済格差が拡大するアメリカや日本などの富裕層や開発途上国の消費に頼った商品やサービスを開発するしか道は無いのであろうか?
初版は、2003年発行
「日本の余剰生産能力は、50兆円に膨らんでいる。つくるべきものが明確な時代には、優れたリーダーシップと勤勉な働き手がいればよかったが、そうでない時代に入っているのなら、次の時代を探し出し、形にしてゆくための、新しい人材と方法が必要だ。」
アメリカやEU加盟国などの先進諸国の経済成長が鈍化している現在、次の時代を探し出すことは極めて難しい課題であろう。これからは経済格差が拡大するアメリカや日本などの富裕層や開発途上国の消費に頼った商品やサービスを開発するしか道は無いのであろうか?
とにかく、これからは、少ない資源で増え続ける世界の人口〔日本は人口(特に労働人口)が減っていくことが懸念されています…〕と、贅沢になる人間の欲求を満たし生活を支える考え方が必要です。日本の場合、エネルギーを生むことは難しいですが、食品毎に国産が良いのか、輸入した方が良いのか、コストだけではなく、資源の視点から評価する必要があるでしょう。