4月の読書メーター
4月の読書メーター 読んだ本の数:14 読んだページ数:2928
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ビジネス文章の書き方の感想
文章には、書き手の知性と品性が現れます。自分の文章が、誰かを不必要に傷つけていないか、注意することが必要です。また、文章を書く人は、伝えたいことを熟知しているはずなので、その文章を読む人が、異なる背景を持ち、どのように解釈するか、という視点が抜け落ちてしまっている場合があります。
相手に誤解(異なった解釈)を与えないために、注意しなければなりません。文章が、与えられた目的を達成できるか否かは、書く人が論理的に思考できているかどうか、それを伝えるための、スキルを持っているかどうか、が試されているのです。
読了日:04月27日 著者:高橋 昭男
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小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則の感想
すごい製品やサービスを生み出す最も単純な方法は、あなたが使いたいものを作ることだ。自分が知っているものをデザインするのなら、作っているものがいいかどうかすぐに判断がつく…解決しようとしているのが、自分自身の問題であれば、足元は明るく、どれが正しい答えかわかるはずだ。
こんな時だから、今自分ができることは何なのかを考えてみよう。やることを減らし、やらなければならないことからとりかかるべきだ。自分たちが今簡単にできることは何だろうか。間違えたのなら後でやり直せる。自分にできることを今すぐ始めるべきだ。
読了日:04月26日 著者:
ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン
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【機能的に伝えるための7か条】①成果を生み出す文章であること「相手に正確に伝わる」「仕事を派生させる」「お金を儲ける」「信頼を勝ち取る」…文章には、どんな時でも、書いた人の「人となり」が露呈する。
どんなに機能的に書かれた文章であっても、何となく信頼感がないなぁ~とか、あまり良くない印象を受けることがある。それは、きっと書いた人が正直ではないとか、その人の「人となり」が表れてしまっているのではないかと思う。常に信憑性のある情報を発信し、実行力のある人は、目的に合ったデータを開示し、相手にメリットを与える。
読了日:04月22日 著者:川辺 秀美
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ビジネスのプロは、質問のプロ。先ず、大所高所、全体と細部など多くの軸を当てて問題や課題を整理する仮説力、次に、問題や課題を見える化して絞り込み、一つのメッセージに凝縮できる本質力、更に、適切な質問を相手に投げかけることによって、相手に問題の本質と解決策を気づかせ、新たな目標に向かって意欲的に取り組める状態にさせるシナリオ力を持っている。
人や組織は、誰かに与えられた課題を素直に受け止めることが難しい、しかし、自ら気づき、納得した問題、課題については、真剣に取り組むことができるはずだ。質問力が発揮された時に…
読了日:04月21日 著者:野口 吉昭
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訳者の坂本貢一さんによると、AS A MAN THINKETHよりも、本書の方が先に書かれた可能性が考えられるそうです。
確かに、こちらの方が、アレン氏の言葉というより、強い信仰心と、信仰心に支えられた信念を、裏付けを語らずに述べている感じがします。それでも「自分がもっているものに不満をいだいているとき、私たちは貧しく、それに満足しているとき、私たちは豊かです。
そして寛大な心で自分がものを気前よく与えることができるとき、私たちはさらに豊かです。」という言葉には、大きく心を動かされる説得力が感じられるのです。
読了日:04月18日 著者:ジェームズ・アレン,坂本 貢一
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”あなたは、テレビを見ているとき、思考していますか?「なぜ?」「どうして?」と疑問を持って、テレビを見ていますか?”
緊急事態宣言が全国へ拡大され、在宅勤務されている方も多いと思います。連日テレビでは新型コロナウイルスに関する報道がされています。テレビを見ない世代も、スマフォでニュースを閲覧していることでしょう。政府の政策を批判的に報道する番組もあれば、アスリートなどの取組を前向きに取上げるニュースもあります。その中から私たちは必要な情報を可能な限り客観的に受取らなければなりません。正しく行動するために…。
読了日:04月18日 著者:苫米地 英人
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新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になり、途中で中断していた『書店員が教えてくれた人生で最も大切なこと』を読み始めたところ。初めて読んだ時には良くわからなかった「リーダーになるのに肩書は必要ない」という言葉の意味が、今だからこそ身に染みました。
『3週間続ければ一生が変わる』は、もう直ぐ、10年前になろうという2010/12/30に単行本で読んだのですが、改めて〈ポケット版〉を手に入れました。これだけで、ロビン・シャーマ氏の神髄を理解することは難しいと思いますので、他の作品も併せて読んで欲しいと思います。
読了日:04月15日 著者:ロビン シャーマ
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ロビン・シャーマ氏は、この本の中で「リーダーになるのに肩書は必要ない」ということを繰り返し訴えている。それは、世間で一般的に価値があるとされているものが、真の幸せを掴むためには何の役にも立たないということを伝えるためなのだ。価値があるとされているものは、つかの間の満足感をもたらすかもしれないが、私たちは、更に価値があると思うものを追い求めてしまう。
私たちが肩書のないリーダーへの道を選んだ時、その道が極めて険しいことは言うまでもない。しかし、実は、その道こそ、私たちが真の生きがいを掴むための最短距離なのだ。
読了日:04月14日 著者:ロビン・シャーマ
“人間の心は庭のようなもの…すぐれた園芸家は、庭を耕し、雑草を取り除き、美しい草花の種を蒔き、それを育み続けます。私たちも、もしすばらしい人生を生きたいのなら、心の庭を掘り起こし、そこから不純な誤った思いを一掃し、清らかな正しい思いを植えつけ、育みつづけなければなりません。”
ずっと積読だった名作…選び抜かれた言葉で綴られた自己啓発書のルーツは、利己的な欲望でこの本を手に取った人を寄せ付けない清らかさを持つ。この本を役立てることが出来る人がいるとすれば、厳しい状況の中で視界を失っていない人だけかもしれない。
読了日:04月12日 著者:ジェームズ アレン
和解といっても、他者との和解ではなく、自分自身との和解という話みたいですね。仏教哲学では、心には意識と呼ばれる表層部分と、蔵識(阿頼耶識)と呼ばれる深層部分があるとのことですが、それは精神分析の意識と無意識(エス)のような関係でしょうか。
精神分析では、エスを意識化することによって心の絡まりが解れる?わけですが、仏教哲学でも阿頼耶識を意識化することによって、ものごとにこだわる気持ちや、不安に突き動かされ騒がしくなった心を鎮めることができ、避けて通れない運命を受け入れる力が手に入るということなのだと思います。
読了日:04月05日 著者:ティク・ナット・ハン
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仕事を速くする3つの原則は、速くやる。ムダを省く。確実にやる。仕事を始めるまでの初動の速さこそが、仕事の速さを決める。仕事が速いメンバーは、必ず仕事のクオリティも高い。彼らは先ず質が高く確実な仕事ができるようになった上で速くできる工夫をしている…。
仕事のボリュームにもよりますけど、目的・目標を明確に把握することで、求められる納期・質が分かり、かかる人・物・金も明確になる。初動を速くするとは、全貌を把握して、ゴールまで全速力で走るためのプランを立てることに繋がるので、プロジェクトマネジメントもしやすくなる。
読了日:04月05日 著者:木部 智之
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やりたいことを全部やる!メモ術 (日経ビジネス人文庫)の感想
『やりたいことを全部やる!メモ術』なんて魅力的なタイトルでしょう!?少なくとも、やりたいことが全然やれていない…と思っていた私にとっては、そうでした。QC検定のテキストを買おうと出向いた紀伊國屋書店で見つけたとき(ちょっと躊躇したのですが)思わず買ってしまいました。
でも、書かれていることは、かなり広範囲で「メモ術」とは言えないものも多く、ありふれているので、指南が頭に残らなかった。というのが正直な感想です。やっぱり、たった一つでも、パラダイムの軌道修正を迫るような衝撃がある本の方が、読み応えがありますね。
読了日:04月05日 著者:臼井 由妃
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アクション リーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"の感想
周りの「できる人」を見て気づくのは、忙しくても本を読んでいる。しかもそれを自分の仕事や生活に活かしている(行動に移している)。私は最近あまり本を読まなくなり読メへの投稿もしなくなっていた。何となく頭が非論理的になってきたような気がする。
著者の赤羽さんは、情報感度を高める7つの習慣として。1.忙しくても普段からの情報収集を欠かさない、2.何にでも自分の意見を持つようにしする。3.その意見をあまり遠慮せず人に言うようにする。などを挙げているが、それはまさに本から情報を取集し読メで意見を発信することだ。
読了日:04月03日 著者:赤羽 雄二
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会社で、QC検定3級を受験することになって、そういえばと積読になっていたこの本を引っ張り出して来た。確かに、今回の新型コロナウイルス騒動でも、毎日繰り返し放送される報道番組では、統計学とは程遠い勘だけに基づいたような意見が乱れ飛び、統計リテラシーが不足して視聴者を混乱に陥れている。
政府の対策も統計的な分析をしていないように感じられる。医療崩壊を防ぐためにも、こんな時こそ、一番じゃなければダメなんですか?のコンピュータを使った分析をして欲しい。2018年に55億枚使っていたというマスクの消費量はいかほどに…