ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

池上彰と考える、仏教って何ですか?


・大切なのは、慈悲と利他の精神、利己心を捨て、命あるものすべての幸せに思いを馳せることによって、自分も幸せを得られるのだということを理解していく菩薩の修行。

 前半は、仏教の誕生、日本への伝来などを客観的な視点から解説してくれています。後半は、チベットの高僧、タムトク・リンポチェとの会見、そして、ダライ・ラマ14世との対談…。

 いつもは、事実を、私のような政治・経済に疎い者にも分かりやすいように、噛み砕いて客観的に解説してくださる池上さんですが、私たちが不安を和らげるために、仏教を活かす方法については、ダライ・ラマ法皇の言葉を借りながら「誰にでも備わっている愛や慈悲といったポジティブな感情を高めていくことで、克服できる。」と静かではありますが、力強く語っています。

 私は、けっこう、仏教の本を読んできたのに、チベット仏教については、殆ど知りませんでしたし、タムトク・リンポチェという方を存じ上げませんでした。

 しかし、タムトク・リンポチェ氏の「自分は人の役に立つ人間なのだと思うことで、自信が持てるようになりますし、満足感も得られます。」というお言葉には、今、日本で起こっている様々な問題を解決するヒントがあるような気がします。

 教育に携わる皆さんには、是非、仏教の慈しみの心を学んで欲しいと、切に願います。

 タムトク・リンポチェ氏は、仰います「日本の皆さんも、できるだけ人の役に立てる存在になろうと考えてみましょう。

 仮に人の役に立つことができないにしても、少なくとも害を与えることだけは決してしないと心に誓い、非暴力の姿勢を貫きましょう、そうした姿勢が自身の心に平安をもたらし、ひいては世界平和をもたらす唯一の道であると私は信じています。

 大切なのは、慈悲と利他の精神、利己心を捨て、命あるものすべての幸せに思いを馳せることによって、自分も幸せを得られるのだということを理解していく菩薩の修行。

 短い時間で急激な変化を期待することは出来ません。日々少しずつ積み重ねていくことが大切です。心の中に徐々に平和を育んんでいくことで、恐れや不安は次第に薄らいでいくでしょう。」と
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