生きる勉強
私は、仏教の覚りを頭で理解することが難しいと感じているのですが、この本では、精神科医の香山リカ先生が、スリランカ上座仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老に、気の効いた?質問を投げかけることで、西洋医学と仏教とのアプローチの違いを明確にしつつ、仏教という哲学の真髄を引き出すことに成功し、期せずして、読者が仏教への理解を深める手助けになる内容になっていると思いました。
その一つは、人間が築き上げた価値観に捕らわれず、事実はもちろん自我すらも客観的に観察することで、欲から解放されることを目指すということなのです。
毎日、悲しいニュースが報じられていますが、仏教的な考え方ができれば、防止できるのでは、と思うことが少なくありません。自分のことはもちろん、自分と同じように他人のことを気遣える人が増えれば、その人自身も幸せになれるかもしれないのに。
自分の取り分を少しでも多くしよう、そんな貪りの心が、人間関係を冷たいものにし、延いては、自分自身を孤独にしているような気がします。自分を活かす方法を見つけるためには、先ず、相手の要求に応じてみること、その一歩を踏み出すことが大事。
その一つは、人間が築き上げた価値観に捕らわれず、事実はもちろん自我すらも客観的に観察することで、欲から解放されることを目指すということなのです。
毎日、悲しいニュースが報じられていますが、仏教的な考え方ができれば、防止できるのでは、と思うことが少なくありません。自分のことはもちろん、自分と同じように他人のことを気遣える人が増えれば、その人自身も幸せになれるかもしれないのに。
自分の取り分を少しでも多くしよう、そんな貪りの心が、人間関係を冷たいものにし、延いては、自分自身を孤独にしているような気がします。自分を活かす方法を見つけるためには、先ず、相手の要求に応じてみること、その一歩を踏み出すことが大事。