ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

「原因」と「結果」の法則2

「原因」と「結果」の法則2
「原因」と「結果」の法則2
サンマーク出版

 訳者の坂本貢一さんによると、AS A MAN THINKETHよりも、本書の方が先に
 書かれた可能性が考えられるそうです。確かに、こちらの方が、アレン氏の
 言葉というより、強い信仰心と、信仰心に支えられた信念を、裏付けを語らずに
 述べている感じがします。


 それでも「自分がもっているものに不満をいだいているとき、私たちは貧しく、
 それに満足しているとき、私たちは豊かです。そして寛大な心で自分がものを
 気前よく与えることができるとき、私たちはさらに豊かです。」という言葉には、
 大きく心を動かされる説得力が感じられるのです。


 新型コロナウイルスの対策を立案する時、肩書のあるリーダーたちが、迷走する中、
 肩書のないリーダーたちが、いたるところで立ち上がり、リーダーシップを
 発揮しています。肩書のあるリーダーたちは、自分では何もできない人たちです。
 誰かに指示を与え、やってもらわなければなりません。だから、理屈で多くの方の
 合意を得なければ、実行力が発揮できません。


 しかし、肩書のないリーダーたちは、与えられた任務、与えられてすらいない
 任務の中で、人間としての原理・原則に従い、奮闘することで、行動の正しい
 方向を自ら示すことができるのです…。


 新型コロナウイルスの影響は、多くの方にとって苦しいことばかりでしょう。
 でも、中には、私のように、眠っていた自己を再発見して、積んであった
 書物を開き、現実と理想との間のギャップを客観的に見つめ、自分に何が
 できるのか、と考える機会を得ることができた人もいます。


 多くの人にとって、家でじっとしていることが最善の選択である中、
 こんな時だからこそ、自分自身を見つめ、家族を見詰め、外にあることではなく、
 自分の中にあること、家族の中にあることと対話する機会をもっていただけたらと
 思います。扉を開くことができる日が来るまで…

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