書店員が教えてくれた人生で最も大切なこと
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2020/04/14
ロビン・シャーマ氏は、この本の中で「リーダーになるのに肩書は必要ない」
ということを繰り返し訴えている。それは、世間で一般的に価値があると
されているものが、真の幸せを掴むためには何の役にも立たないということを
伝えるためなのだ。
価値があるとされているものは、つかの間の満足感をもたらすかもしれないが、
私たちは、更に価値があると思うものを追い求めてしまう。私たちが肩書のない
リーダーへの道を選んだ時、その道が極めて険しいことは言うまでもない。
しかし、実は、その道こそ、私たちが真の生きがいを掴むための最短距離なのだ。
今般の新型コロナウイルスの問題でも、肩書のあるリーダーが迷走する中、
肩書のないリーダーたちが、他の肩書のないリーダーに働きかけ、大きな
行動を生み出す。という現象が起こっています。一人ひとりの行動は
小さくても生み出せる動きを大きく出来る。
私が今まで読んできた自己啓発書は、その殆どが、結局、お金や権力を持つために…。
という方向の成功を目指すものだったのですが、ロビン・シャーマが導くのは、
あくまで自分自身の成長であり、成長を手にしたからこそできる貢献なのです。
同じ条件で雇われていたとしても、自分の仕事に意味を見出し、クリエイティブな
アイディアで組織をリードすることによって、充実した毎日を過ごし、お金や権力を
得ても手に入らない、愛や信頼を目指そうというものなのです。