資源はね 詳しいことに つぎ込もう
ジャパンライフ…… ねずみ講に騙される人は、どんな人だろう?
長女が幼稚園に入園する前のことだから、30年以上前の話……
高校時代の友達から、ある組織のディストリビューターにならないか?と誘われた。
久しぶりに友達が、家族を連れて遊びに来るというので、気は進まなかったが、
家内に食事を作らせて待っていたのに、まったく失礼な話だった……
家内や長女には、本当に申し訳ないことをしたと思う。
まあ、お金が余っていたら、株でも買ってキャピタルゲイン(売買差益)で
儲けるという方法もあるかもしれないが、お金もないのにリスクのない
儲け話なんてあるはずがない。
「自分が勧誘したディストリビューターの稼ぎの一部が、親である自分に
還元される」ということは、自分の稼ぎの一部も親に還元しなければならない
ということだ。でも、商品を供給する側が増殖すると、やがて相対的に商品を
消費する側との比率が行き詰り、破たんすることは明白だ。
要するに、辞めて行く人の損の上に成り立っている仕組みなのである。
そもそも、ビジネスとは、投資というリスクを負って、リターンを得るものだ。
そして、ビジネスは、目先の利益はもちろん、僅かであっても成長と、
可能な限りの存続を目的にしなければならない。
資産がない人は、自分自身という希少資源(自分の時間とも考えられる)を
投じるというリスクを負って、収入を得るのだ。
だから、自分が自信を持って詳しいと言える分野に資源を投じるべきだ。
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