子どものための哲学対話
・永井均さんは、人間はなんのために生きているのか?という問いに、遊ぶためさ、と言いきっている。
この『子どものための哲学対話』で、永井均さんは、人間はなんのために生きているのか?という問いに対し「遊ぶためさ」と言いきっている。
また「根が明るい人は、なにか目標のために努力しているときも、なぜかいつもそのこと自体が楽しい人で、根が暗い人は、何か意味のあることをしたり、ほかの誰かに認めてもらわなくては、満たされない人」とも言っている。
この本を読むまで、私の生きる目的は「他の誰かに認めてもらうことによって自我を守ること」であったり「満たされない何かを補うこと」であったりしていたことが分った。つまり、自分は、根が暗い人なのだと思う。この本を読むまでの私は、生きているというよりも、何を恐れて追われていたような気がしてきた・・・
永井均さんは『<子ども>のための哲学(講談社現代新書)』で「人間は結局、自分のやりたいことしかやらない。いや、自分のやりたいことしかやれない、と言ってもいい。いやいやながらそうする、という場合だって、与えられたその状況で出来ることの中では、一番やりたいことをやっているはずだ」とも言っている。
私たちは「遊ぶために」「やりたいことをやるために」生きて行けば良いのだ。