ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

幻想に生きる親子たち


 岸田秀さんの言葉は、相変わらず鋭い。

要するに、誰だって、好きなことをやっているときは「ねばり強い」か 「しつこい」のであり、好きでもないことをやらされるときは、「あきっぽい」か 「あきらめがいい」のである。「あきっぽい」とか「ねばり強い」とかの性格傾向が、 ホルモンやアドレナリンのような実態として子供の心の中のどこかに実在してい るわけではない。

結局、子供も生徒も、おのれの歩みたい道を歩むのである。


―― 私は、これからの厳しい時代、ストレスをコントロールできなくなる人が増えると 思います。ですから、マネジメントに携わる人は、心理学や精神分析を学び、 自分と部下たちの強み弱みを把握することで、個々の能力を最大限に活用し、 弱みを補い合う必要があると思うのです。


 以下は、岸田秀さんの言葉ではなかったかもしれませんが「人は誰でも(やりたくないことを含めて)、その時、一番やりたいことをやらざるを得ない。」という話です。ねばり強いか、あきっぽいかは、あきらめが関係している?


 精神分析が示しているのは、どんなにテクノロジーが進歩しても、太古から変わらない人間の欲望を示しているという点で、押さえておきたいと思います。


 私が岸田秀先生を知ったのは、20代の頃、伊丹十三さんと岸田秀先生との対談『哺育器の中の大人』を読んだことが切っ掛けでした。本当に、喉の閊えが取れた感じがしました。

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