決断力
- 決断力 (角川oneテーマ21)
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・プロらしさとは? と問われれば、私は、明らかにアマチュアとは違う特別なものを持っており、その力を、瞬間的ではなく持続できるものだと思っている。どの世界においても、大切なのは実力を持続することである。
この言葉を受けて、自分のプロらしさとは?と考えたが、際立ったものはないというのが現実だ。また、能力をコンスタントに発揮できているか?と問われれば、ムラがあると言わざるを得ない。日々目的意識と明確な目標を持って生きていなければ、プロとして胸を張れるような持続的に発揮できる特別なものなど身につかないと思う。
「地位や肩書は、その(プロらしさを持続できた)結果として後からついてくるものだ。逆に考えてしまうと、どこかで行き詰ったり、いつか迷路にはまり込んでしまうのではないだろうか。」
千田琢哉さんも「実力がある者は自らリーダーになろうとしなくても、いずれ周囲からリーダーと認められる。」というような意味のことを書いていた。何よりも先にやらなければならないことは、プロとしてアマチュアとは違う特別なものを身に着け、それを持続できるようにすることなのだ。
「勝負に勝つことは、企業でいえば目先の利益を得ることである。それも大事だか、先行投資的な研究もしなければならない。長く続けていくためには、目先のこと以外のところで何かしなければならないのだ。」
先行投資的な研究こそ、力を持続することに繋がるものなのであろう。激しく移り変わる世の中で、いつまでも同じ方法に拘っていては、変化に対応できるはずがない。常にアンテナを張り、世の中の流れを見極め、新しい考え方やスキルを身につけなければならないのだ。