ちょっと凹んでいる人がいたら、おすすめしたい。穏やかだけど確実に効く薬の様です。

 皆さんのご感想・レビューにあるように、目新しいことが書いてあるわけではないのですが、お腹が痛いときのビオフェルミンのように、穏やかだけど確実に効く薬の様です。

 読んだ本を棚に入れた時、押出された未読の『幸せレシピ』…でもそこには、今の私にも必要な助言がありました。それは「好かれる」能力に必要なもの…という章にあった先輩から和田さんへの言葉…「僕は誰でも一度受け入れるようにしているだけだから…相手が自分のことを嫌いでそんな態度をとっているのではないって思うようにしているんだ。」…ご自身や知人の失敗談を書くことで、読者のレベルに降りてきて、陽転思考で見方を変える方法を教え、一緒に坂を登るように導いてくれる和田さんの指導法は、これからも多くの人を救っていくに違いない！

 私は「本との出会いは、師との出会い。」というBlogを運営しているのですが（現在は休眠中）、このタイトルを付けた理由は、リアル書店（特にBookoff）で出会う本によって自分の意識にパラダイムシフトが起きるような経験を何度も味わっているからなんですよね。そして今日は、自分の蔵書（積読）との再会によって、新たなパラダイムシフトが起きそうな気がしました。この本のさわりを読んだ時に、和田裕美さんの文章が、まるで情景が浮かぶようで、上手いなぁ～と思ったから…

 和田裕美さんは、そのお人柄から数々のセレンディピティを生み、それをモノにしてきた方だと思いますが、人生の課題に直面したときに、積んであったこの本を開いた私もセレンディピティを持っているのかもしれませんヾ（- -；）、ちょっと凹んでいる人がいたら、おすすめしたい良書です。