シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう

幻冬舎

本

　不要なものを捨てて、ものから自由になることで、こうなりたいと願う自分に一歩近づくことができます…。

　もしかしたら、不要なものとは、変わりたい自分自身で、不要なものに掴まれているうちは、変われないということなのかもしれませんね。

《住まいをシンプルな状態にできると、その空間が快適にでなるだけでなく、用事や約束も減り、人生をはっきりと見通すことができるようになります。ものの管理や整理にかけていた時間が、ほかのことに使えるからです。》

　確かに、住まいや職場が散らかっているということは、管理しなければならないものが多いということですし、整理整頓や掃除にも時間や手間がかかるということですよね。

《「少ないこと」が「より多く」をもたらしてくれるのです。》

　確かに、良いものと使い切るという満足感は、そこそこのものを使い回すことよりも、充実した時間をもたらしてくれそうですね。

《心に秩序をもたらすということは、ものを片付けるのと同じで、役に立たない考えを取り除き、より重要な事柄のために、心の中のスペースを確保することです。そうすることで、悩んだり、ストレスをためてしまったりという行為から、自分を解放することができるようになります。》

　赤羽 雄二さんの『ゼロ秒思考』「メモ書き」ではないですけど、悩みや、ストレスになっていることを書き出す（掃き出す）ことによって、本当に考えなければならないことを考える時間（心の中のスペース）が出来るのかもしれませんね。