幸不幸を決めているのは、「相対評価」
この本、実は、2010年9月27日に読み終わったんですけど、改めて手に取ってみました。
冒頭には、『幸不幸を決めているのは、「相対評価」であり、自分よりちょっと下を見れば「幸せ」。でも自分より上を見てしまうと「不幸」。幸せな人は、自分より上は見ない。彼らは常に時運を下と比べて「ああ、自分は幸せだなぁ」と思っているのだ』などと、簡単には共感できない部分がある。
そして、まとめとして、『人が幸せに生きていくためには、本当は、それほど大きなものは必要ないのだろう。悩みを解決するのは、自分自身の「心の視力」だ。日常の中にあるほんの小さな出来事が、幸せの瞬間であり、人生そのものなのかもしれない』などと
まるで感想文のような終わり方だ・・・
今の自分が不幸だと感じている悲観的な人にしか薦められない本なのかもしれない。
この本を読んだ時、私は、自分が不幸だと感じていたのかもしれません。だから、この本から前向きな考えを得られなかったのかもしれません。でも、好意的に考えると、幸せな人は、そもそも自分が幸せかどうかなんて考えない(少なくとも誰かと比較して自分の幸せを測らない)のでしょうし、逆に自分が不幸だと感じている人は、自分の勝手なモノサシで自分と他人を比較して自分が不幸だと思っているんでしょうね。