ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

美しい「所作」が教えてくれる幸せの基本


・美しい「所作」は、相手に礼を尽くすためだけではなく、むしろ自分自身の心を爽やかにする効能効果が大きい。もしかしたら、良いことが輪廻転生するかもしれません。

 美しいものほど、長い歴史をかけて築かれたものであり「誰にとってもこころよいこと」。「平常心是道」…いつもどおり当たり前のことをやることが大切であり、それが悟るということでもある。「悟り」は、「安らかな心」というふうに言い換えてもいい……。

 美しい所作を意識すると、必然的に自分の動作を意識することになりますし、ゆっくりと丁寧な動きになり、そこには、怒りの感情が入り込む余地がなくなります。何事も急いだからといって早くできるとは限りません。むしろ、一つひとつの動作を意識して一発で仕上げることが成功の秘訣です。

 辞書で「智慧」を見ると、「煩悩を消滅させ、義理を悟る精神の働き」と説明されているとのことです。私たちは、様々な「欲」を追い求めて、その「欲」さえ満たされれば、満足できるはずだ、と思って日々を過ごしています。しかし、満たされれば「欲」は、新たな「欲」を生み、新たな「不満」の元になるのです。

 禅には「一息(いっそく)に生きる」という言葉があるそうです。「ひと呼吸するあいだにもやるべきことはある。それをやりきることが大切だ。一日は、一息のつらなりです。一息、一息がつらなって一日になる。一年だって同じ。さらに人生も…
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