ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

仏典のことば 現代に呼びかける知慧

仏典のことば―現代に呼びかける知慧 (岩波現代文庫)
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岩波書店

ブッダの教えを知ることによって、私たちの生は、より輝くと思います。


・生・老・病・死を根本的な苦とし、それを克服するために、恵まれた立場を捨てたゴータマ・ブッダ。ブッダが到達した境地には至らないまでも、その教えを知ることによって、私たちの生は、より輝くと思います。


「永い年月にわたって仏教の研究に打ち込んできた人間として、なにか後世に言いのこしたことがありはしないか、」と問われたからでしょうか、常に仏典について客観的な分析をされてこられた中村元先生らしくないと思うほど、ご自身のお考えを明確に述べていらっしゃいます。


 もちろんそれは、研究成果について自説を語るということではなく、仏教の教えを、現代社会が抱える問題を解決するために活かすとしたら、という視点です。誰もが、いずれは自分も死ぬのだと事実を直視した時に、慈悲の心が芽生え争いがなくなるのではないか、という期待です。


 私たちは、生老病死から目を背けるために、人生を豊かにしようとあくせくするわけですが、欲は満たそうとすればするほど、新たな苦となって覆いかぶさってくるもののようです。では、どうすれば良いのでしょうか?それは、いったん事実をありのままに受け止め、焦ることなく丁寧に善を積むことで対処することなのではないでしょうか?

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