ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

ハーバード白熱日本史教室


北川智子さんこそ、Lady Samurai

 この本は、駆け足の回顧録でしたが、彼女が、ハーバードのレクチャラーになるまでの過程や、ハーバードのレクチャラーになってからの活躍をもっと知りたいと思いました。

 先に読み始めた『承認をめぐる病』『ラカンの精神分析』が難しいので、この本を摘み食いしてしてしまいました。彼女がハーバードで251人の履修生を誇るレクチャラーになるまでの人生は、人によっては鼻につく自伝かもしれませんが、グイグイ読まされてしまいました。

 あとがきに「回顧録から始めたこの本ですが」とあるように、冒頭は、まるで日記のような滑り出し…アマゾンのカスタマーレビューも賛否両論だったことから、つまらない本を掴んでしまったか?と心配になったが、そこからは"九州の高校を出た理系の彼女が、ハーバード大学で251人の履修生を獲得する日本史のレクチャラーになるまでの14年間が180ページに圧縮され"常人には考えられない速度で経歴を獲得して行くプロセスが圧巻の展開だった。私は思う、北川智子さん、人は、あなたのような女性を「Lady Samurai」と呼ぶのだと…

 九州の高校を出て、自称「英語は得意ではなかった」理系の彼女が、どのようにして、カナダのブリティッシュコロンビア大学へ留学したのか、ハーバードを振り切って、イギリスに拠点を求め、探求心を、これからどのように拡げてゆくのか、続編を期待します。
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