ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

レジリエンス入門: 折れない心のつくり方


 「私達の感情を作りだしているのは出来事そのものではなく、出来事に対する私達の解釈である」出来事を冷静に解釈できるようになりたいです。

 物理用語の「外圧による歪み」という意味の「ストレス」に対して「レジリエンス」は、その歪みを跳ね返す力です。嫌なこと、辛いこと、悲しいことを経験すると私たちはへこんだり、途中で挫けそうになったり、落ち込んだりします、そんな嫌な気分をもとの正常な状態に戻す力です。レジリエンスは、視点を増やすことによって鍛えられ、強化する過程で一生の財産となる「グリット(遠いゴールに向かって興味や情熱を失わず、とてつもない長期にわたって、継続的に努力し続けることによって、物事を最後までやり遂げる力)」も手にすることができます。

 本書では、自分の身に起きた好ましくないできごとを、すべて自分以外のせいにする人のことを「被害者」と定義し、「自分の人生は自分しだいで何とかできる」と主体的な考え方をできる「主体者」「選択者」になることをすすめています。

 内田先生は、副交感神経を自分の意思で活発に働かせるために、呼吸法をはじめとするマインドフルネスの実践をすすめています。マインドフルネスの目的は、今に意識を向け、今の自分にきづくことが目的とのことです。「今の感情に気づくことによって、感情をなだめることができる。」と書かれています。

 この本の本筋からは若干はずれることなのかもしれませんが、「脳はもともと複数の課題に集中することができず、同時に二つのことを並行して行うと、結果的により多くの時間がかかる(浪費)だけでなく、ミスも増え、脳の認知機能低下(ストレスホルモンの一種であるコルチゾールの値が高くなり、免疫力の低下、海馬の萎縮)にもつながる」というところが気になりました。私は、典型的なナガラ族(テレビを横目で見ながら本を読む)なので、海馬がなくなっているかも^^;
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