だからデザイナーは炎上する
・2015年7月24日に華々しく発表された「五輪エンブレム」は、数日を待たずに、疑惑が噴出し、「炎上し」した。2020年の「オリンピック公式エンブレム」として「シンボル」に求められていた要件とは…。
東洋大学総合情報学部准教授であり、現役のデザイナーでもある著者の藤本貴之さんは、
インターネットのおかげ?で誰もが発言できるようになり、ツイッターなどを使って拡散できるようになったために、何か問題になった時、当事者がちゃんと説明しないと世間が騒ぐことが多くなりましたね。そうならないようにするのもリテラシーかも(・・?
αブロガーの ちきりん さんが『マーケット感覚を身につけよう』の中で書かれていたように、世の中の評価は、権威から市場に移っているのに、公共的な事業とデザインが絡むと、進んでいるようで遅れているみたいですね。
《デザインのあり方は、近年「表面的な美醜」を越えて「伝え方の設計」へと変化した。騒動の中核にいるようなデザイン・広告業界のトップクリエイターたちは、最先端のように見えて(見せて)実は、ネット時代の感性、ネット時代のデザインを理解できていなかった。》
五輪エンブレムが炎上したのは、世の中の評価軸が、権威を持つお上によるものから、普通の人たちによる市場での評価に変わっていることに気がついていないクリエイターたちによって起こった、彼らの弁解が、気がついている人たちによって糾弾されるという構図になってしまったのだ。
東洋大学総合情報学部准教授であり、現役のデザイナーでもある著者の藤本貴之さんは、
《メッセージをいかに効率的、あるいは効果的に伝えるか、ということがデザインの最大にして唯一の目的であるといっても過言ではない。》
と書いています。「五輪エンブレム」は、シンボルなのだと思いますが、何が求められるのか……。
インターネットのおかげ?で誰もが発言できるようになり、ツイッターなどを使って拡散できるようになったために、何か問題になった時、当事者がちゃんと説明しないと世間が騒ぐことが多くなりましたね。そうならないようにするのもリテラシーかも(・・?
αブロガーの ちきりん さんが『マーケット感覚を身につけよう』の中で書かれていたように、世の中の評価は、権威から市場に移っているのに、公共的な事業とデザインが絡むと、進んでいるようで遅れているみたいですね。