集中力はいらない
『創るセンス 工作の思考』以来、1年ぶりに読む森先生の論は、相変わらずキレが鋭く、更に鉈のような力強さが加わっていた。手に取った人にインパクトを与えることを狙った『集中力はいらない』というタイトルよりも、
4章の『考える力は「分散」と「発散」から生まれる』というタイトルの方が相応しい内容でした。集中とは思考を排除するものであり、知識を得ることを考えることと勘違いしないようにと、読者を戒めている。
《社会においても、考える人が格段に有利になります。仕事であれば成功するし、周囲から認められるでしょう。自分の好きなことがしやすなります。自由になれる。》