ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

いつやるか? 今でしょ!


「そもそも時間は足りないもの」「与えられた時間の中でベストを尽くすこと」

 何度も何度も出てくる言葉は「謙虚」と「素直」です.上にいる相手の強さと自分の愚かさを知り、教えていただこうという謙虚な気持ちになれること。ビリギャルのさやかさんではありませんが、スポンジが水を吸うように相手の言葉を信じて吸収すること。

 林先生は、向上心のない仲間とのなれ合いの関係は、価値がないとおっしゃってます。確かになれ合う時間は、自分を磨く時間を奪ってしまうかもしれませんね。私たちは、できれば読書を習慣にしているような友達と、お互いの収穫を報告し合うような貴重な時間を過ごしたいものです。

 林先生にもピンチがなかったわけではありません。しかし林先生はピンチの時にも腐ることなく、チャンスがくることを信じて力を蓄えていました。だから東進ハイスクールのCMをきっかけに「いつやるか?今でしょ!」という言葉でブレイクし、テレビ出演、本の執筆の仕事がめぐってきても、しっかり掴むことができたのだと思います。

 成功は〈成功のイメージを想像〉することから始まる。合格した自分をイメージすることと同じであり、これを〈逆算の哲学〉と林先生は名付けている。〈5年後の自分を想像せよ!〉

 名言集…●挨拶はそのひとにだけでなく、世間が挨拶する僕を見る機会でもある。●人間の頭はからだが静止しているときよりも、一定のリズムで動いているときのほうがよく働く。●分析的に考える習慣が身につくと、その過程で解決してしまう問題が多いことにも気づくはず。●思考が行き詰ったら、まず「対比」!2本の対比軸を設定して問題をナチュラルに深く考察していく。対比が物事を考えるのを楽にしてくれる。●表情にはどうしても内面が表れる。内面の活性化が表情力アップの最大のカギを握っている。

 再読することによって改めて気がついたことがあった…それは林先生の視座が常に相手側にあるということ…自分を客観的に見つめるメタ認知とも違って、相手の感情を通して世界を見ようとしていること…これはある意味、相手の立場になって考えることを極めるということで、究極のおもてなしに繋がる姿勢なのだと思う。自分の好みや考えを押し付けるのではなく、相手の好みや考えを察し、気持ちの良いツボを適切に刺激することによって相手の心の扉を自ら開かせるのだ。まさにイソップ童話の日差しの暖かさで旅人の上着を脱がせる太陽のようだ。
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