ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

人間、このタガの外れた生き物


 久しぶりに新鮮な情報に出会えたことの喜びと、それによって開けた視界がもたらしてくれる希望と活力が涌いてくる感じを味わうことができ、帰路に寄った紀伊國屋書店で、池田清彦さんの著書を買いあさってしまった。

 生物学という視座からヒトを見詰め、動物の家族と人間の家族との比較の中から、人類の性質を浮き彫りにしてゆく一方で、政治的に歪められたパラダイムを暴き、その中で「私たちがどのように生きてゆけば幸せになれるのか」というテーマについて考える機会を提供している。

 サスティナブルに生きていける数というのは決まっている。狩猟採取民の人たちは、その日に食べる分しか捕らなかった。基本的にその日暮らしだ。その日暮らしというのは、実はサスティナブルで、餌を次にとっておける。農耕を始めて穀物をつくるようになって、働けば働くほど穀物か穫れる。それで貯蔵もする。貯蔵すれば飢え死にの危険が減るから、人口が増える。人口が増えれば、それを養うために、さらに畑をつくらなければならないから、自然破壊がどんどんすすんでいったというわけだ。(84

 (人類は)物凄い(量の)エネルギーを使って、70億人という人口をかろうじて支えている。エネルギーが半分だったら、40億人ぐらいしか支えられない。まず紛争が起こる。資源争奪戦が起こる。石油が、天然ガスが、ウランがなくなる。太陽光、風力、バイオマスなど、たかが知れている。エネルギーが高くなると、どんなに安い賃金のところで働いてもらっても、輸送費がかかるから、「地産地消」みたいなことをせざるを得なくなって、経済は縮小する。多国籍企業というのは、だんだん具合が悪くなってきて、もう社会が全部変わってくると思う。(86

 これは、おすすめですよ!私は、娘婿にあげる分も買いました^^
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