ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

松浦弥太郎の仕事術


 同時に買った『考え方のコツ』よりも後から読み始めた『松浦弥太郎の仕事術』を先に読了したのですが、この本は年始に相応しい内容でした。

 「仕事とは“自分”を役立てること」として、仕事の三原則「約束を守る。時間を守る。相手を喜ばせる」を挙げています。また「どんな人の背後にも、最低五十人の人間関係がある」として、どんな人とのかかわりも、決しておろそかにしてはいけない、と説いています。その多くは、語りつくされた内容で、極めてオーソドックスな自己啓発書なのですが、フレッシュマンにも、ベテランにも襟を正す機会をくれます。

 「時間を守る」は、何とかなりそうですが、「約束を守る」「相手を喜ばせる」は、難易度が高そうですね。そもそも「守れそうな約束」は、レベルが低いと言われそうだし、約束する時点で相手が満足してくれそうなレベルでは、守れなくなりそうだし…相手を喜ばせるためには、相手の立場になって考えることが必要ですものね^^ゞ

 この本に書かれていることは、林修先生の『いつやるか? 今でしょ! 』に書かれていることに似ています。私たちの応対は、相手だけではなく、周囲にも見られており、更に相手を通じて、そこに居ない人にも印象が伝わる可能性も考えられるわけですから、そこまで意識して行動する必要があるわけですね(^^ゞ

 岸見先生が仰るように、教師が生徒を叱ったり褒めたりするときは、「少なからず生徒の行動を自分の支配下に置きたい」という気持ちがあるのではないかと思います。言い方を変えると、「私の価値観に照し合せると、君の行動は〇〇である。」と評価し、その価値観を押し付けようとしているわけです。

 岸見先生が仰っているのは、「自分の価値観を押し付けるのではなく、相手の価値観に寄り添い、自分の価値観と照らし合わせて、お互いに共感できる点を見つけて行きなさい。」ということだと捉えています。
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