心疾患のリスクを減らすコツ
厚労省の人口動態統計の年間推計によると、心疾患で亡くなる人の数は
がんに次いで2位となっており、2016年は約19万3000人に達した。
●狭心症:冠動脈(心臓の血管)が狭くなり、心筋に必要な酸素や栄養、
血液が行き渡らず、胸が痛くなるほか、左腕や背中に痛みが出る状態。
●心筋梗塞:動脈硬化により、心臓に血液が行き渡らなくなる。
症状が進むと、冠動脈が完全に詰まり、酸素も血液も遮断され、
激しい胸痛、冷や汗のほか、めまいや吐き気が起きることもある。
■心疾患のリスクを減らすコツ
虚血性心疾患の直接的な要因は、悪玉コレステロールによる動脈硬化。
悪玉コレステロールを増やす危険因子のひとつはストレスと言われ、
日々のストレスを上手に解消できる自分なりの方法をもっている人は、
それだけ心疾患になりにくい。
コレステロール対策には規則正しい生活習慣がとても大切。
20~30代は、野菜摂取量や、運動習慣などの項目で低い結果となり、
喫煙率が高く、心疾患にかかる危険が高い状態となっている。
日本生活習慣病予防協会では、タバコを吸わず、少食と少酒に努め、
運動や睡眠、休養、社会活動を心がけましょう、と掲げている。