ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

お題「冬ソングといえば?」に参加中!?

広瀬香美 THE BEST \
広瀬香美 THE BEST \"Love Winters\"
Victor
2013-03-21
Digital Music Album

 「冬ソングといえば?」というお題は、ムラゴンのお題ではなくて、
 gooブログのお題なのですが、どうしてもムラゴンに投稿したくて…
 というのも誰もが憧れるスキーロマンスを描いた『アルペン』の
 テレビCMは、そのまんま、広瀬香美さんの歌の世界だったから…


 街に帰って再会した彼(彼女)は、ゲレンデで出会った時よりも、
 素敵ではなかったけれども、スキーロマンスを切っ掛けに結ばれた
 カップルも少なくないのではないでしょうか?


 街にいて、彼(彼女)が見つからないと嘆く貴方、ゲレンデに
 出かけませんか?そこでは、いつもの彼(彼女)が見せない魅力が
 見つかるかもしれません。


 恋愛から結婚へ、新しい生活に飛び出すチャンスを掴むためには、
 先ず「行動する勇気」を奮い立たせることから(^^♪


 にほんブログ村 料理ブログへ にほんブログ村 料理ブログ 食の安全・食の基礎知識(料理)へ にほんブログ村 猫ブログへ 

 にほんブログ村 猫ブログ MIX縞猫へ にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 生涯学習・教育へ

 アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

 

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
ダイヤモンド社
2014-03-03
Kindle本


 心理学者ではなく、市井のコンサルタントとして社会人生活を積んでこられた
 小倉氏が、平易な言葉使いやシンプルな意味解釈により、私たちを照らす
 灯になるようにと執筆された本。あれ、同じところを読んでいるのかな?と
 前を読み返してしまう程、同じ言葉が何度も繰り返し出てきます^^;


 著者の小倉広氏は、30歳で課長になったものの、チームをまとめることができずに、
 うつ病を発症、「上司としていかにあるべきか」人間としていかに生きるべきかと
 常に模索し続けていたそうです。


 この本に書かれていることは、岸見一郎先生の本と重複していますが、
 そんな小倉氏がアドラー心理学から抽出した部分や、付け加えた
 エピソードの部分は、アドラーが提唱していることを、滑らかに腑に
 落とすための潤滑剤になってくれます。


 私は、岸見一郎先生の『嫌われる勇気』『アドラー心理学入門』
 『アドラー心理学実践入門』『人生を変える勇気』を読み進めて
 きたことによって、徐々に自分自身を客観的に観察する力が芽生え、
 悩みの原因も少しずつ明確になってきたような気がしているので、
 更に視点を変え課題に真正面から立ち向かう勇気を得るために、
 ここに書かれている言葉を心と体に刻み込みたいと思います。


 一冊と問われれば、やはり岸見一郎先生の『アドラー心理学実践入門』
 (ワニ文庫スーパーセレクション/KKベストセラーズ)ですね。
 アドラー心理学のエッセンスが濃縮されており、大切な部分は、
 繰り返し述べられていますので、お薦めです。


 私だけではなく、誰もが、良い行動をした時は、それを認めてもらいたい、
 と思っているのではないでしょうか?しかし、アドラーは、他者に
 認められるために行動するべきではない、と言っています。確かに、
 認められることが目的になってしまうと、他者が見ているところでは、
 良い行動をし、見ていないところでは、良い行動をしないということに
 なってしまうかも(・・?


 「子供は、勉強で一番になれない、と思った時、運動で一番になろう。ダメならば、
 芸術で、それでもダメならば……。最後は非行で注目を集めようとする。
 人は正しいことをして注目されないと、時に『負の注目』を集めようとする。」
 世間の価値観が一元化し、流れに乗れない子供や人が負の注目を集めようと
 するならば、世の中はどんどん荒んでしまいますよね。皆が子供や人に
 そのような傾向があることを知る必要があるのではないでしょうか?


 アドラーは「すべての行動には(本人も無自覚な)目的がある」そして「感情が
 人を突き動かす」のではなく、人は目的のために「感情を使用する」と言った
 そうです。私は、激情に駆られることが少なくないので、典型的な「目的のために
 感情を利用する人」なのだと思います。カッコ悪いです。


 平穏に暮らしている時、アドラー心理学は、心に響かないかもしれませんが、
 著者の小倉広さんがそうであったように、行く手に「答えの出にくい問題」が
 壁として立ち塞がった時、きっと私たちに示唆を与えてくれる概念なのだと
 思います。


 「現実を受け入れ、そこにポジティブな意味を見つけていく。それは
 だれにでもできることなのです。」岸見先生の本では、「大切なことは何が
 与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかである」と
 書かれていることだと思うのですけれども、自分が持っているスキルを
 徹底的に使い倒すことで、道が拓けるのかもしれませんね。


 私がショックを受けたのは、「本当に自信がある人はそれを誇示する
 必要がありません」という言葉です。私は、自分の努力を他者に
 認めてもらおうという気持ちからなのか、何かとアクションがオーバーに
 なりがちでした。これからは、誰も認めてくれなくても、自分が良いと
 思うことは影日向なく行動したいと思います。


 アドラー心理学も、フロイトの精神分析も、自分の知らない自分を
 突き付けられるようなところがあります。新しい世界は、その嫌な自分を
 認めることから始まるのかもしれませんね。


 20代の時に、伊丹十三さんと岸田秀さんの対談『哺育器の中の大人』を
 読んだことが切っ掛けで、精神分析に出会い、人生が変わったと感じた私が、
 この時期に、アドラー心理学に出会い、改めて人生の転機を迎えることが
 出来たということは、ある意味、幸運だったと思います。


 フロイトの精神分析にしても、アドラー心理学にしても、自分自身の
 真の姿を客観的に見ようと努めることから始まる。精神分析の場合は、
 否認したいエスを自覚し、自我に取り込んでいくことが成長であるわけだし、
 アドラーの場合は、自分の課題を他者の課題と分離し、自分の課題が上手く
 行かない理由を原因論に求めず、自分自身の力で解決していかなければ
 ならないし、自分に影響を及ぼす他者の課題に介入せず、介入しない
 ことによって、受ける被害に耐えなければならない。いずれも辛いことかも
 しれないが、悩みからは解放される選択肢かもしれない。


 にほんブログ村 料理ブログへ にほんブログ村 料理ブログ 食の安全・食の基礎知識(料理)へ にほんブログ村 猫ブログへ 

 にほんブログ村 猫ブログ MIX縞猫へ にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 生涯学習・教育へ

 嫌われる勇気

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
ダイヤモンド社

 >人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、
  自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでおり、
  自分の主観から逃れることはとても難しいことなのです。


  しかし、われわれが自分自身や世界の見方を変えれば、
  今までは八方塞の暗闇のように感じられた世界だって、
  光に溢れ希望に満ちた世界に変えることができます。


  人は変われます。のみならず、幸福になることもできます。
  わたしたちの力は計り知れないほど大きく、わたしたちが
  変われば世界が変わってしまいます。世界とは、ただ、
  わたしたちによってしか変わりえないのです。


 サブタイトルに「アドラーの教え」とありますけれども、
 これはやはり教えではなく「哲学へのいざない」なのだと思いました。
 ですから何度読み直しても、わたちたち一人一人のための答えを、
 この本の中から見つけ出すことは出来ないのではないかと思います。


 答えが見つかるとしたら、今まで縦方向から見下ろしたり、
 見上げたりしかできなかった人間関係を、横を見渡すようにする
 ことによって、違った世界が見えるようになるかどうかだと思います。
 さあ自分自身との対話を始めましょう。そして対話できる人間関係を
 構築しましょう。


 自分が変われば世界が変わる…とは、哲学的な示唆だと思います。
 世界は、個々の人の意識でしか感じられないことなので、私たちは、
 完全に客観的な世界を認識することはできないわけです。だから、
 自分の主観が変われば、世界は変わってしまう(変わって見える)
 わけです。


 嫌な言い方をすると、自分が変わることで、世界を自分の都合の
 良いように変えることすら可能なわけです。嫌なことに過剰に反応せず、
 気持ちの良いことをより強く感じることもできるはず。但し、破壊的な
 行為ではなく、創造的な行為を通して変わって行きたいものです。


 いつまでも原因論に捕らわれていては、未来を明るく照らすことが
 できないことは間違いありませんが、だからといって目的を達成することに
 拘り過ぎても自己嫌悪に陥る可能性が考えられます。目的・目標の方向を
 確認しながら、今ここでダンスを楽しむように精一杯生きることこそ、
 今を楽しみつつ、目的・目標に近づく唯一の方法なのでしょう…


 教えるということは、ある意味、自分の価値観を押し付けることに繋がります。
 だとしたら、人を評価したりしてはいけないのかもしれませんね。その人の
 生き方を認めてあげることが大事なのかもしれません。


 今の私がとりあえずたどり着いた答えがあるとすれば、「自分が存在している
 理由や意味はないのだけれども、生きる理由は、自分のためと人のために
 生きたいし、生きることが期待されているし、生きなければならないのでは
 ないか?」というものです。あれ、まだ疑問符(?)で終わってる…


 「大切なのは“何が与えられているか”ではなく、与えられたものをどう使うか」
 「自分の課題と他者の課題を分け、他者の課題に介入しない」というところは
 素晴らしいですね。私たちは、ついつい「与えられていないことをやむことで、
 与えられいるものを発見できず、他人の課題に介入することで、無力感に
 苛まれる」のではないかと思いました。


 過去を振り返ること、人から受ける影響を気にかけること、どちらも、
 今の自分の努力だけではどうにもならない部分がありますよね。
 自分の力でどうにかなることに集中して生きていきたいと思います。


 にほんブログ村 料理ブログへ にほんブログ村 料理ブログ 食の安全・食の基礎知識(料理)へ にほんブログ村 猫ブログへ 

 にほんブログ村 猫ブログ MIX縞猫へ にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 生涯学習・教育へ

 3日で運がよくなる「そうじ力」

3日で運がよくなる「そうじ力」 (王様文庫)
3日で運がよくなる「そうじ力」 (王様文庫)
三笠書房

 本文より・・・部屋がたくさんの荷物であふれているとしたら、 それは、
 あなたの心にそれだけ多くの荷物がある、ということです。 古くなり
 不要になったものは、そのモノ自体がマイナスのエネルギーを発する 
 存在に変わります。


 新しい自分になるためにの足かせになるものを残してはいけないのです。 
 捨てなければ、新しい運気はめぐってこないし、新しい未来もやってきません。 
 何のために捨てるのか―それは悪いエネルギーを一掃し、 新しく生まれ
 変わるためです。


 にほんブログ村 料理ブログへ にほんブログ村 料理ブログ 食の安全・食の基礎知識(料理)へ にほんブログ村 猫ブログへ 

 にほんブログ村 猫ブログ MIX縞猫へ にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 生涯学習・教育へ

 χの悲劇

χの悲劇 (講談社ノベルス)
χの悲劇 (講談社ノベルス)
講談社

 何て言ったら良いのだろう?前半から終盤に向かってリアルとバーチャルを
 行き来しながらスピード感を楽しませてくれる物語だと思っていたら、
 終盤になると居ても立っても居られない展開が待っていた。


 それはすっかり感情移入してしまっていた島田文子に訪れる突然の衝撃。
 悲しすぎる結末の予感に思わず体を硬直させて身構えるが、実際は
 『有限と微小のパン』や『赤緑黒白』にも通じる穏やかで暖かい着地であった。
 この最後にかまされる叙述が森先生だからこそ読者は騙される快感に
 酔えるのだと思う。


 S&MシリーズもVシリーズもそうだったが、森博嗣さんの作品は、
 シリーズの終盤に差し掛かった時、緊張感とスピード感が高まるというよりも、
 むしろ落ち着いて、穏やかになって行くような気がする。『χの悲劇』のこの
 静けさは、いったい何なのだろうか?シリーズ全体が終盤を迎えつつあるような
 予感があるが、使い古された“驚愕”という言葉とは違う表現が必要になりそうな
 結末が訪れるような気がする。


 『χの悲劇』は、バーチャルの世界を描いているシーンのスピード感が、
 まるで『マトリックス』を観ているようで素晴らしい。このような描写は、
 森先生ならではのものだよね。このバーチャルでリアルタイムの繋がって
 いる感じ、まさに『χの悲劇』の世界だね。離れているけど、みんなが
 同じ時間にPC(スマフォ)に向かっている。30年前には、考えられ
 なかったことだね。


 私は宮部みゆきさんの作品を読んでいる時、しばしば現実と小説の中の
 境界線が曖昧になってしまうことがあるが、森先生の作品を読んでいると、
 小説の中にいる時の方が生きている感じがしてしまう^^;


 実は、この『χの悲劇』より『ムカシ×ムカシ』を先に手に入れていたのだが、
 こちらを先に読んで正解だったと思う。ここまで篩落とされずに読み続けて
 こられた皆さんが、異口同音に「ここまでは読んで!」と仰る意味が解った。
 犀川先生や萌絵ちゃんは登場しなかったけど、すっかり島田文子さんの
 ファンになってしまった。


 いやぁ~森先生は、やっぱり凄いねぇ~私は、もう、しばらく他の作家さんの
 作品を読めなくなりそうだ。これまで退屈で、うとうとしながら読んでいた
 Gシリーズですが、この『χの悲劇』の一撃で目が覚めた…まるで、
 『すべてがFになる』を書いた時点で構想したいたかのような、シームレスな
 繋がりは、森先生が真賀田四季なのではないのかと思ってしまう程だった。


 S&Mシリーズにしても、Vシリーズにしても、Gシリーズにしても、
 物足らない巻があったが、単に面白い話が書けなかったわけではなく、
 意識的なものなので、大きなうねりに読者を巻き込むような流れに
 するためだったとしたら、驚かされるね。


 Gシリーズはまだ続くのだろうが、森先生は、このように幕を閉じることが
 できるからこそ、10巻にも及ぶサーガを描く資格があるのだと思う。


 にほんブログ村 料理ブログへ にほんブログ村 料理ブログ 食の安全・食の基礎知識(料理)へ にほんブログ村 猫ブログへ 

 にほんブログ村 猫ブログ MIX縞猫へ にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 生涯学習・教育へ