ディフェンスラインを上げろ! @ 作業興奮だ!

ディフェンスラインを上げろ!というタイトルですが、このブログのテーマは、サッカーではありません。私がディフェンスラインを上げろ!と言っているのは、個人や組織の能力の底上げを意味しています。天才ならともかく、凡人は、特定の能力を高めるよりも、汎用性の高い能力の底上げが大切です。この考え方は、私たち一人ひとりの人生にも、組織の運営にも、必要な意識をもたらすものだと信じています。

 アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

 

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
ダイヤモンド社
2014-03-03
Kindle本


 心理学者ではなく、市井のコンサルタントとして社会人生活を積んでこられた
 小倉氏が、平易な言葉使いやシンプルな意味解釈により、私たちを照らす
 灯になるようにと執筆された本。あれ、同じところを読んでいるのかな?と
 前を読み返してしまう程、同じ言葉が何度も繰り返し出てきます^^;


 著者の小倉広氏は、30歳で課長になったものの、チームをまとめることができずに、
 うつ病を発症、「上司としていかにあるべきか」人間としていかに生きるべきかと
 常に模索し続けていたそうです。


 この本に書かれていることは、岸見一郎先生の本と重複していますが、
 そんな小倉氏がアドラー心理学から抽出した部分や、付け加えた
 エピソードの部分は、アドラーが提唱していることを、滑らかに腑に
 落とすための潤滑剤になってくれます。


 私は、岸見一郎先生の『嫌われる勇気』『アドラー心理学入門』
 『アドラー心理学実践入門』『人生を変える勇気』を読み進めて
 きたことによって、徐々に自分自身を客観的に観察する力が芽生え、
 悩みの原因も少しずつ明確になってきたような気がしているので、
 更に視点を変え課題に真正面から立ち向かう勇気を得るために、
 ここに書かれている言葉を心と体に刻み込みたいと思います。


 一冊と問われれば、やはり岸見一郎先生の『アドラー心理学実践入門』
 (ワニ文庫スーパーセレクション/KKベストセラーズ)ですね。
 アドラー心理学のエッセンスが濃縮されており、大切な部分は、
 繰り返し述べられていますので、お薦めです。


 私だけではなく、誰もが、良い行動をした時は、それを認めてもらいたい、
 と思っているのではないでしょうか?しかし、アドラーは、他者に
 認められるために行動するべきではない、と言っています。確かに、
 認められることが目的になってしまうと、他者が見ているところでは、
 良い行動をし、見ていないところでは、良い行動をしないということに
 なってしまうかも(・・?


 「子供は、勉強で一番になれない、と思った時、運動で一番になろう。ダメならば、
 芸術で、それでもダメならば……。最後は非行で注目を集めようとする。
 人は正しいことをして注目されないと、時に『負の注目』を集めようとする。」
 世間の価値観が一元化し、流れに乗れない子供や人が負の注目を集めようと
 するならば、世の中はどんどん荒んでしまいますよね。皆が子供や人に
 そのような傾向があることを知る必要があるのではないでしょうか?


 アドラーは「すべての行動には(本人も無自覚な)目的がある」そして「感情が
 人を突き動かす」のではなく、人は目的のために「感情を使用する」と言った
 そうです。私は、激情に駆られることが少なくないので、典型的な「目的のために
 感情を利用する人」なのだと思います。カッコ悪いです。


 平穏に暮らしている時、アドラー心理学は、心に響かないかもしれませんが、
 著者の小倉広さんがそうであったように、行く手に「答えの出にくい問題」が
 壁として立ち塞がった時、きっと私たちに示唆を与えてくれる概念なのだと
 思います。


 「現実を受け入れ、そこにポジティブな意味を見つけていく。それは
 だれにでもできることなのです。」岸見先生の本では、「大切なことは何が
 与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかである」と
 書かれていることだと思うのですけれども、自分が持っているスキルを
 徹底的に使い倒すことで、道が拓けるのかもしれませんね。


 私がショックを受けたのは、「本当に自信がある人はそれを誇示する
 必要がありません」という言葉です。私は、自分の努力を他者に
 認めてもらおうという気持ちからなのか、何かとアクションがオーバーに
 なりがちでした。これからは、誰も認めてくれなくても、自分が良いと
 思うことは影日向なく行動したいと思います。


 アドラー心理学も、フロイトの精神分析も、自分の知らない自分を
 突き付けられるようなところがあります。新しい世界は、その嫌な自分を
 認めることから始まるのかもしれませんね。


 20代の時に、伊丹十三さんと岸田秀さんの対談『哺育器の中の大人』を
 読んだことが切っ掛けで、精神分析に出会い、人生が変わったと感じた私が、
 この時期に、アドラー心理学に出会い、改めて人生の転機を迎えることが
 出来たということは、ある意味、幸運だったと思います。


 フロイトの精神分析にしても、アドラー心理学にしても、自分自身の
 真の姿を客観的に見ようと努めることから始まる。精神分析の場合は、
 否認したいエスを自覚し、自我に取り込んでいくことが成長であるわけだし、
 アドラーの場合は、自分の課題を他者の課題と分離し、自分の課題が上手く
 行かない理由を原因論に求めず、自分自身の力で解決していかなければ
 ならないし、自分に影響を及ぼす他者の課題に介入せず、介入しない
 ことによって、受ける被害に耐えなければならない。いずれも辛いことかも
 しれないが、悩みからは解放される選択肢かもしれない。


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