ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

疾風ガール

 5年前、バンド活動に見切りをつけ、芸能事務所に入社した祐司だったが、企画のキャンセルを詫びに行ったライブハウスで、天井知らずのパフォーマンスを見せつける女性ギタリスト、夏美と出逢ってしまう。祐司は夏美を売り出したいと接触を試みる。


 バンドのリーダー畑中とローディー真緒は、夏美の可能性とバンドの限界を感じており、祐司の企てを後押しするのだが、そこに、思いもよらない事件が起こってしまうのだった……。曲作りもテクニックも、努力だけでは到達できない才能を持つ夏美。彼女は、仲間を踏み台にして羽ばたくことはできるのか?


 2020年8月に『武士道シックスティーン』『レイジ』『疾風ガール』と誉田哲也さんの作品を読んできましたが、この『疾風ガール』が最も古い作品なのに、最もダイナミックな展開で引き込まれました。そして、感動している自分を発見しました。だって、ここに登場する人物たちは、自分の夢を諦めても他者の夢を応援できる人たちだったから……。

疾風ガール (光文社文庫)
疾風ガール (光文社文庫)
光文社

 誰もが自分が得意とする分野で、努力だけではどうしても乗り越えられない壁に気づくことがある。でも、そこで挫けてはだめだ。それに気づくということは、そこそこの領域に到達しているということでもある。


 世間に認められる立場を守るために、自分の主張を諦め、他者の主張に屈服するのか、それとも、たとえ世間に認められなくても、自分の主張に拘るのか、何が成功で、何か失敗か、また、何が成長で、何が後退か、そして、何が幸福で、何が絶望か、それを決められるのは、他者ではなく、自分だけである。


 何もかもを一人で成し遂げられる人は限られているかもしれないけど、チームの力を借りるという方法もある。殆どの人は、夏美のような輝きを持っていないかもしれないけど、祐司と千鶴のような幸せなら、理解と献身によって間違いなく得られるはずなのだから……。


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レイジ

 裏表紙には「女子の青春小説でも定評のある著者が、今度は、二人のロック少年の苦悩と成長を描く。ほろ苦く切ない、青春ロック小説」とある。45年前ちょっとだけロック少年だったオジサンに、ほろ苦く切ない青春は蘇る(・・?


『イエスタディ』をポール・マッカートニーより上手く唄うということで、バンドに誘われたレイジだったが、コピーを続けるというワタルたちに、自分で作った曲を唄いたいという欲求が抑えられず、バンドから抜けることになった。高校に進学したレイジは多重録音を始め、大学生になった時、待望のバンドを結成する……。


 それぞれの音楽を求める若者たちが出会いと別れを繰返す物語は、多少の波乱を見せながらも順調に進んでいたが、ある事件をきっかけに急展開を見せる。一度は離れてしまったメンバーの絆が決して緩くなかったことが感慨深い。

レイジ (文春文庫)
レイジ (文春文庫)
文藝春秋

 誉田哲也さんの作品を読むのは『武士道シックスティーン』に続いて、2冊目なのですが、誉田哲也さんの作品を読んいる皆さんの感想・レビューは、洞察が凄い!共感できる!読んで楽しい!の三拍子が揃っていてビックリです。作家が読者の理解力・文章力を育てるのかな?

武士道シックスティーン

 解説によると誉田哲也さんは、ホラー小説や警察小説で飛ばしていた方らしいが、この作品は、人がひとりも死なない青春小説。


 物語は、剣道部に所属する二人の少女が、市民大会で対戦するところから始まり、視点が二人の間を交互に移動しながら進むのだが、生立ちや性格、剣道に対する思いが全く異なる二人の主人公が自分の有り方を求めて煩悶する姿に、どちらに加担(感情移入)したら良いのか分からないという居心地の悪さを感じながらも、思わず力がこもる。


 登場人物たちが背負う人生が徐々に明らかになる中で、彼らが読者の期待と異なる行動をするので、物語が拡散と収束を繰り返す。読者は幾度となく緊張感と歓喜の間を往復させられるのだ。


 二人の少女(香織と早苗)の親世代に近い私としては、彼女たちの父親や指導者たちの振る舞いに考えさせられた。二人が挫けずに活路を見出す過程に、早苗のお父さんが起死回生の実験から復活するなど、それぞれの父親が関わり、本題に沿って進行するドラマの存在も嬉しかった。

武士道シックスティーン (文春文庫)
武士道シックスティーン (文春文庫)
文藝春秋


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「マスク反対」叫ぶ政治団体

《政治団体・国民主権党党首の平塚正幸氏が、マスク無着用による
 イベントを(2020/8)9日に宣言。ネット上で批判が殺到する
 炎上状態と化している。》
《■「マスク反対」を叫ぶ政治団体
 「コロナはただの風邪」「マスクはいらない」という主張を掲げ、
 先月行われた東京都知事選挙にも出馬している平塚氏。選挙戦は
 マスクを着けない「ノーマスク」で展開したほか、

 「クラスターフェス」「クラスターデモ」なる渋谷でのイベントを
 頻繁に行っている。》とのこと……


 彼らは、自由を主張しているということだが、自分の自由を主張する前に、
 他者の自由を尊重することができることが大人の考え方だと思います。
 彼らが、感染防止策を疎かにした状態で街に出たり、電車に乗ることは、
 少なくとも、他者に脅威を与え、自由を奪う行為なのです。


 また、周回に集まっていた女性は「ウイルスは小さいのでマスクでは
 防げない」と無知・無教養をさらけだしていましたが、ウイルスは、
 一つひとつが浮遊するわけではなく、唾液などの飛沫に存在して、
 拡散するので、感染している人がマスクをすることは、有効なのです。


 彼らの行為は、多くの方々の命がけの尽力を無にする可能性があります。


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焼うどんには、塩麴につけた豚肉を!

カミサンが、お昼に焼きうどんを作ってくれた。
豚肉を食べた時、なんか普通の豚肉と違うぞ!?と思ったら、
塩麴につけたらしい……。


普通にスーパーで買ってきた豚肉なのに、それだけで、
(カミサンに言わせれば、それだけじゃないよ!と言うかもしれませんが…)
ずいぶん美味しくなるものだ。


これだったら、テイクアウトより良いかもヾ(- -;)
騙されたと思って試してみてね!

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