ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

男は「達成感」を重視する!?

 何か、目的があって、目標を立てて、アクションした時、
 何も、成果が無かったら、凹みませんか?徒労感が半端ないですよね。
 しかも、成果が出なかった理由が分らなかったら、改善すらできません。


 男は「転んでもただでは起きたくはない」んですよ!
 だから、アクションが遅くなってしまうのはダメだけど、
 計画は、綿密に立てなければなりません。
 目標は何か、達成するための手段をどうするのか、
 具体的な行動計画に落とし込まなけばなりません。


 そういう意味では、事前の根回しも大切でしょう。
 協力して欲しいオピニオンリーダーなどに情報を流し、
 要望があれば聴き、可能ならば行動計画に盛り込みます。
 最後の仕上げは、プレゼンテーションです。
 プレゼンテーションの目標は、説得ではなく納得です!

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
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打ち水

毎日、暑い日が続いていますが、皆さま、いががお過ごしでしょうか?
我が家の猫たちも、流石に暑さが堪えるようで、色々工夫している様です。
なぜか、エアコンの効いている部屋には入らずに、ドアの外に寝転んで、
エアコンの冷気が出てくるのを楽しんでいるようです。
でも、豊かなお腹で塞いでしまっては、冷気が出てこないのでは?


近所のおばあちゃんが世話をしていた野良は、我が家の愛車の下で
涼んでいます。車の日陰になる駐車場のコンクリートは、冷たいのかな?
彼のために、お風呂の残り湯で、打ち水をします。若干涼しくなるかな?
そう言えば、自転車で買い物に行った時、洗車の後で濡れている路面を
通過した時、ちょっと涼しいような気がしました。


木曽路のコマーシャルじゃないけど、和服を着た綺麗なお姉さんが、
打ち水をしている姿を想像すると、何となく粋で涼しくなります。
別に、いやらしかぁ~ことを考えているわけではございませんが、
文明の利器だけに頼らずに、先人の知恵にも倣いましょう。

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武士道エイティーン

 香織と早苗の視点を交互に入れ替えながら進んで来た物語。それはそれで同じ頃に異なる場所で起こっている出来事を見比べたり、同じ出来事を表と裏の両面から観たりするという楽しみに溢れていたのだが、この『武士道エイティーン』では、二人の視点に、早苗の姉である緑子、香織の師匠である桐谷玄明、早苗の指導者である吉野、香織と早苗の後輩である美緒の視点が加わって、いままで謎が多かった二人を育んだ背景と人物、二人を更に成長させてゆく人間関係の輪郭が徐々に明確になっていく。誰もが、それぞれの武士道で人生を選択してゆくのである。

武士道エイティーン (文春文庫)
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文藝春秋
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 乱暴だが一途な香織、天然だが芯の強い早苗、ドライだが優しいレナ、お調子者だが献身的な美緒。この物語には嫌な登場人物がいない。いや吉野先生の幼馴染、直美を傷つけた井上だけは例外だった。何故だろうと考えてみたら、小説には付き物の「欲のために人を騙して利用するような人物」がいないのだ。誰もが自分の目的を真っ直ぐに見詰め、到達するために厳しい研鑽を惜しまない。共に戦う仲間、競い合う仲間に敬意を表することで、お互いの尊厳を守る。師匠や教師は生徒を導き、先輩は後輩を鍛える。こんなに清々しい物語に出会えたことが嬉しい。

武士道セブンティーン

 2020年8月に入ってから『武士道シックスティーン』『レイジ』『疾風ガール』と誉田哲也さんの本を読んできた。


 この『武士道セブンティーン』は『武士道シックスティーン』の高評価にあやかろうという作品なのか?という一抹の心配があったが、第一章の途中まで読んだところで、それがまったくの杞憂であることがわかった。香織や早苗との再会がとても嬉しいが、それだけでなく、新たに台風の目になりそうな、美緒の存在も不気味?だ!それにしても、誉田さんが描く女子たちの心情は、本物のようだ!


 いつもと違う「お盆休み」の最終日を使って『武士道セブンティーン』を読み終えた、いや、読み終えずにいられなかった。剣道という世界で高校生の女子が繰り広げる物語という枠はあるか、剣道は、武道なのか、スポーツなのかという問いは、人の営み全てにおいて、生き様を問う大きな問いでもある。余談だが、巻末に収められる藤田香織さんの書評が、模範的で勉強になった。


 前作『武士道シックスティーン』で香織は、全中二位という不本意な判定を拭うために出場した市民大会で無名の早苗に敗れてしまった。同じ高校に進学し研鑽を重ね終盤で、ようやく理解し合えたように見えた二人であったが、この『武士道セブンティーン』では、のっけからギクシャクし始める。


 しかし、相手を想い気遣う気持ちは離れているほど強くなるのかもしれない。早苗が出逢う新たな登場人物は、その強い個性で、漠然としていた早苗の信念を呼び覚まし、早苗は、より一層、香織への思いを募らせるのだった。

武士道セブンティーン (文春文庫)
武士道セブンティーン (文春文庫)
文藝春秋

 剣道という世界で高校生の女子が繰り広げる物語、という枠はあるが「剣道は武道なのかそれともスポーツなのか」という問いは、人の行い全てにおいて、生き様に迫る大きな問いでもあるような気がした。


 実は既に『武士道エイティーン』を読み進め、この物語が単に香織と早苗の成長譚を楽しませるだけではなく、誉田さん自身の問いと応えを背負っていることに気がついてしまった。この作品と出逢った切っ掛けは、今思えば奇跡のような偶然だったが、私たちの人生も、登場人物たちと同じように、偶然の悪戯と選択という必然の積み重ねなのかもしれない。

終わらす技術

 終わらせることの効能効果、それは、よりたくさんの仕事が返ってくる。運のいい人間に共通していること、それは、気づき。ほかの人たちと同じ場所に行って、同じものを見ても、ちょっと違う気づきが得られている。普段の場所にチャンスの芽を見つけることが出来ている。つまり気づいたもん勝ち。


 余計なものを取り払い本質を見据えるようにすると、関係ないことで悩む必要がなくなる。本当に必要な場面を創造できる人は普段から整備を怠らないから、本当に必要なときにそのツールを活かすことができる。

終わらす技術 (Forest2545Shinsyo 42)
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フォレスト出版

 「終わらせる」ための三つの条件は、
1.目的を明確に見据える…
 目的を明確にすることができる人は、あらゆる行動を価値あるものにできる。
 手段の先にあるものこそ目的なのです。
2.一個一個確実に片づける…
 終わらせるために必要なのは、まず最初の一個を片づけることです。
3.正しい場所に着地させる…
 起きている問題をどこに着地させるべきなのか。
 そのために自分がすべき役割はなんなのか。冷静に見極めていきましょう。