ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

20歳の自分に受けさせたい文章講義

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)
20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)
講談社

“自分の意見”“主観”を相手に伝える目的は、何らかの形で相手を動かすことだ。

「われわれにとって伝えるべきこと、それは第一に自分の意見だ。そして大切なのは、自分の意見が完全に主観であり、感情だということだ。われわれは感情を伝えたいからこそ、論理をつかうのだ。主観を語るからこそ、客観を保つのだ。」「読者は、説得されたいのではない。自らの頭で納得したいのだ。」「文章とは、答えを示すものではなく、解き方を示すものなのだ。読者にゴール地点を見せるのが目的ではなく、ゴールまでの道のりを示すことが文書の役割なのだ。いい文章とは、読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章のことである。」

…確かに“自分の意見”“主観”を相手に伝える目的は、何らかの形で相手を動かすことだ。相手を動かすためには、相手に納得してもらわなければならない。共感してもらわなければならない。そうしてもらうためには、“自分の意見”“主観”の根拠を示し、相手を説得しなければならないのだ。

新・片づけ術 断捨離


・使っているモノがその人の セルフイメージを教えてくれます。

 最初は、単なる「片づけ術」の本だと思って読み始めたのですが、どうもそうではないようです。

 著者の「やました ひでこ」さんは、「使っているモノがその人のセルフイメージを教えてくれます。」と仰ってます。高級なブランド品を自分には相応しくない。と思わずに、自分が使ってもいいんだ。と思いなおし、自分で自分に許可を与え、使い始めることで、モノとの波長が合ってくる。そこで視点が変化していく。これまで減点法で自分を見ていたところから加点法にシフトしていくことができ、過去の自分を手放して、より活かしていく方向にシフトしていくことができると仰います。

 確かに、部屋が汚れていたり、身につけているモノが古くなっていたりすると、良いセルフイメージを持つことなんてできないですよね。逆に、冠婚葬祭に出席する時に、礼服に身を包むと、何となく背筋が伸びて、セルフイメージも良くなるような気がします。だとしたら、何時お客様が来てもよいように、部屋を掃除したり、いつでも整った服装をすることは、自分をより活かしていく方向にシフトすることなのでしょうね。

2013/12/11

言葉と無意識


 ロゴスとは、名づけるることによって異なるものを一つのカテゴリーにとりあつめ世界を有意味化する根源的な存在喚起力として捉えられていた。

 ギリシャ語のパトスは、ふつう<情念>と訳されるが、これは同時に、一見全くことなった概念と思われそうな<受けること、被ること>ひいとは<受苦>や<受難>という意味を持っていた。

 孔子は「知る者は好むものに及ばず、好む者は喜ぶものに及ばない」と言っていたが、「読み、書き、生きる」行為が一つに重なる私たちの深層意識においては、ロゴスはパトスであり、パトスはロゴスであるからだ。

仕事は1日30分!


「仕事の仕組み」の中で働くのではなく、自分で「仕事の仕組み」をつくる側にならないと、どんどん、じり貧になってしまうのです。「仕事をすればするほど楽になる仕事」は、仕事に貯蓄が利くのです。収入を確保することで、目先のお金にこだわらず、自分の本当にやりたいことに自分のペースで取り組むことができるようになるのです。自分のペースでできるやりがいのある仕事を持ち、常に社会と関わり続ける方が、より楽しい人生を送れるのではないかと思います。

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 著者の菅谷さんは、ネットビジネスと不動産経営で「仕事の仕組み」をつくり、その「仕事の仕組み」に稼がせることで、ご自身は、1日30分働くだけで、高収入を得ているそうです。実は、私が21年前に、3年間お世話になったデザイン事務所を退社したのは、菅谷さんと同じようなことを感じたからでした。つまり、デザイン事務所は「仕事の仕組み」の中で働いている状態だと感じたからでした。

 きっかけは、お客様の一言でした。その方は、ファクシミリを製造している会社の社長なのですが、ある時、こう仰いました。「私も、設計事務所を経営していたが、設計事務所は、図面の工場なんだよ。図面を描かないと、お金が入ってこないんだ」と・・・

 社長は、「メーカーになれば、工場が商品を製造してくれるので、図面を描かなくても製品が売れればお金が入ってくる」と仰ってました。その話を伺った後、私は社長の言葉が頭から離れなくなり、メーカーへ転職したのです。私の経験からも、すればするほどキツくなる仕事ではなく、すればするほどラクになる「仕事の仕組み」をつくることが大切であると思います。

デッドライン仕事術


元トリンプ・インターナショナル・ジャパン代表取締役社長 吉越 浩一郎 氏の著書。

 一般的に、ビジネス本は、顧客や株主、取引先や社員など、ステークホルダーの利益や満足を追求した結果、企業や個人に利益がもたらされると説いているものが多いが、吉越 浩一郎 氏の言葉は、私の度肝を抜くようなものだ!

 ・・・私にとって仕事というのは、いかに少ない時間で多くのお金を稼ぐかを考える「ゲーム」のようなものである。だからこそ「効率」を重視することが一大テーマになるわけだ・・・

また、耳の痛い言葉も多い・・・仕事のできない人間ほど「いい人」を演じる・・・


 ある意味、プロフェッショナルにとっての仕事の取り組み方に異なる視点を持ち込んだ書だと思う。