ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

人生で本当に大切なこと 壁にぶつかっている君たちへ


・リーダーにとっていちばん大事なのは、自分が成し遂げたい目標をはっきりと掲げ、まわりがなんといおうが、命を懸けてその実現に突き進むことだと考えています。

 目標を本気で信じるというのは、信念とか哲学といい換えてもいいと思います。それらを持っているかどうかで、結果は全然違いますね。チームの目標であれば、それを全員が本気で信じられないとだめです。大事なことは、その目標を自分自身が、チームであればメンバー全員が本気で信じて、それに向かって行けるかどうかということなんです。
 
 リーダーにとっていちばん大事なのは、自分が成し遂げたい目標をはっきりと掲げ、まわりがなんといおうが、命を懸けてその実現に突き進むことだと考えています。その目標は他の誰よりも次元が高く、私利私欲とも関係ないものでなければなりません。そういう目標に向かって必死に努力している姿を見て、まわりの人はついてくるんです。

 組織が目標を達成するためには、可能ならば全員が目標を信じている状態が望ましいわけですね。まあ、個々が望んでいることが全く一致することは難しいと思いますので、組織の中で問い前提でしょうけど、だから、売り上げとか、利益とか、結果的に個々の収入か多くなる。という目標が分かりやすいのだと思います。

 一方で、私たちは社会的に重要な仕事をしたい。という欲求がありますよね。多くの人は組織を通じて社会と接しているわけですから、組織が社会的に重要な仕事をしている。という実感が必要なのではないかと思います。そのような実感が得られれば、目標を共有しやすいですよね。

富を手にする「ただひとつ」の法則

富を手にする「ただひとつ」の法則 (Forest2545新書)
富を手にする「ただひとつ」の法則 (Forest2545新書)
フォレスト出版

・本書は、100年近く前に書かれたものだそうです。カテゴリーとしては、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』などの『成功哲学』に類するものだと思います。


 富を手にする「ただひとつ」の法則とは、
「自分のやりたいことをやること」だそうだそうです。


「そんなこと言われても、自分のやりたいことやってたら、生計が立たないよ」という声が聞こえて来そうですが、自分のやりたいことを中心に生きていない人が多いのは、「自分にはできない」と信じているためだそうです。さて、あなたは、この本を読んで、自分のやりたいことで富を築くための概念を身に付けるための一歩を踏み出しますか?


私たちは、すでに作り出されたものを奪い合い、人からとりあげることによって得るのではなく、創造的な活動によって望んだものを手に入れることで、あらゆる相手に利益をもたらすことができるのです。 私たちが今、成功していない理由は、成功するための法則を知らず、望んだものを相手との競争の中で手に入れようとしているためだと言えます。


確かに、感謝の気持ちを忘れてしまった時、人は私たちから離れて行ってしまいます。情報もチャンスも、人が運んで来てくれるものなので、私たちが人を遠ざけるような行動をしていては、離れて行ってしまって当然です。 むしろ、自分から提供できるものは、惜しげもなく差し出しす方が良いのです。そうすることで、自分が望むものが、自分に向かって集まって来るのです。

3つの真実 人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密”

3つの真実 人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密”
3つの真実 人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密”
ビジネス社

人を喜ばそうとすると、喜ばしい出来事が自分にも起きる。


 人を喜ばそうとすると、喜ばしい出来事が自分にも起きる。君が他人に対して意図したことが、反射して自分に返ってくる。与える気持ちで生きていれば、自分が多くを与えられる。これが豊かになる秘訣。

与える気持ちとは愛。つまり愛を動機に行動すれば、豊かになる。多くの人間は、自分の感情に気がついていないために、感情に振り回されている。逆に、自分の感情に気づくと、その感情に支配されにくくなる。

 オグ・マンディーノさんの著書を思わせる。物語仕立ての成功哲学本。ご家族や、同僚との関係を改善したいあなたに最適な一冊です。


 自分自身を見つめ直して得られた客観的な視点に基づいて、より良い自分になるために成長してゆきたいものですね。いやあ、読書って素晴らしいですね。


 私は、ミステリー系の小説ばかり読んでいた時期がありました。そこには、自己啓発本を書く多くの著者が触れない「社会からふるい落とされる人達」が、起死回生のために企てる犯罪の悲しい結末が描かれています。


 上を目指す人は、どんどん上を目指す。とり残される人は、どんどん引き離される。社会に不要な人などいないはずなのに、とり残される人は、自分の存在価値を示す機会を得ることすら難しいのが実情ですよね。誰もが、自分の置かれた立場で何をすれば良いのか、真剣に考えなければなりませんね。

シリコンバレーで学んだプロの仕事術


 シリコンバレーのプロフェッショナルは、自分の考えで攻める。「わが社がやるべきこと」「自分が責任を持ってやりたいこと」を、簡素に言い切る。情熱と勇気をもって「これをやりたい。やればいい」と言い切る。「やりたいことは何か」がはっきり伝わると、評価は高い。自分の考えが無い人は、情報が少ない。人と同じ情報しかなければ、同じ考えしか浮かんでこない。自分の考えがある人は、情報、経験が多く、それを合成して新しい考えを創り出す。アイデアやコンセプトをどんどん出る人は、先天的な才能があるわけではなく、誰よりも努力している。

幻想に生きる親子たち


 岸田秀さんの言葉は、相変わらず鋭い。

要するに、誰だって、好きなことをやっているときは「ねばり強い」か 「しつこい」のであり、好きでもないことをやらされるときは、「あきっぽい」か 「あきらめがいい」のである。「あきっぽい」とか「ねばり強い」とかの性格傾向が、 ホルモンやアドレナリンのような実態として子供の心の中のどこかに実在してい るわけではない。

結局、子供も生徒も、おのれの歩みたい道を歩むのである。


―― 私は、これからの厳しい時代、ストレスをコントロールできなくなる人が増えると 思います。ですから、マネジメントに携わる人は、心理学や精神分析を学び、 自分と部下たちの強み弱みを把握することで、個々の能力を最大限に活用し、 弱みを補い合う必要があると思うのです。


 以下は、岸田秀さんの言葉ではなかったかもしれませんが「人は誰でも(やりたくないことを含めて)、その時、一番やりたいことをやらざるを得ない。」という話です。ねばり強いか、あきっぽいかは、あきらめが関係している?


 精神分析が示しているのは、どんなにテクノロジーが進歩しても、太古から変わらない人間の欲望を示しているという点で、押さえておきたいと思います。


 私が岸田秀先生を知ったのは、20代の頃、伊丹十三さんと岸田秀先生との対談『哺育器の中の大人』を読んだことが切っ掛けでした。本当に、喉の閊えが取れた感じがしました。