ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

フューチャリスト宣言

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)
フューチャリスト宣言 (ちくま新書)
筑摩書房

・これからの研究者は、自分の研究領域を深く探求するだけでなく、専門家でありながら、その知恵を広く社会に応用できるような、情勢を察知する能力が必要だとういうことなのだと思います。


 茂木先生によると、“研究者になる資質を持っている人は、野次馬的にいろんな方向に興味を持っている人。脳科学の「こころの理論」、他者の心を読みとったり、あるいは共感する能力と関係している。共感力は、とんがった知性においても大事です。”とのことです。


 また、梅田さんは、“たくさんの分野に興味があって、関係性に興味がある。俯瞰してものを見て全体の構造をはっきりさせたいという志向がある人は、これからの時代に有利になってくる気がします。”と応えています。


 私が知っている先生方は、自分が専門ではない分野について、あまり語りたがりません。それは、中途半端な研究で、他の先生が追求している領域を侵してはいけない、という縁量もあるでしょうが、少なくとも茂木先生と、梅田さんは、これからの研究者は、自分の研究領域を深く探求するだけでなく、専門家でありながら、その知恵を広く社会に応用できるような、情勢を察知する能力が必要だとういうことなのだと仰っているのだと思います。

集中講義 これが哲学!


西 研さんという哲学者の著書、集中講義 これが哲学!

「人生は何のためのものか」という~問いを問わずにおれないのは、その人の生がどこかに苦しいものを抱え込んでいるからですね。~生の物語がなかなか描けない。~将来的な展望がはっきりしない~存在可能が明確でない~この種の不安や苦しさが究極的な意味を求めさせる。ということが書いてあります。この部分にとても共振してしまった私は、いったい・・・

 最近、お世話になっている哲学者は、この西 研さんと竹田青嗣 さん、この二人にかかると、難しい近代哲学も、私の人生に活かせる概念になってくれる。

 私たちは、私たちなりに、私たちが生きている世界のルールについて理解しなければ生きていけない。幼児の頃であれば家庭、子供の頃であれば家庭と学校、社会人になれば勤務先というように、私たちは私たちが生きている世界を拡張して行くわけだが、世界が拡がれば拡がるほどルールは複雑化し例外も増えて行く。

 拡がった世界で生きて行かなければならない私たちにとって、必要なのは、世界を観察し秩序化する能力だ。そのような能力を私たちは、私たち自身で身につけたり、先人から学んだり、書物から学んだりするわけである。

 この「これが哲学!」は、私たちが世界を観察し秩序化するための
知恵を授けてくれる。

トランスパーソナル心理学入門

トランスパーソナル心理学入門 (講談社現代新書)
トランスパーソナル心理学入門 (講談社現代新書)
講談社

・私たちは、常にこの何か、誰かによって必要とされ、それを発見し実現するのを待たれている存在なのだ。

 多くの人は"自分を"実感することができない、”自分”が何をしたいのか、何を感じているのかわからない、と言います。それはなぜかと言えば、一つにはやはり、まわりに合わせすぎるからです。つまり私たちは、人からどう見られるか、人からどう思われるかを絶えず気にかけているところがあります。まわりの人に合わせようとかなりのエネルギーを使うのです。120304

 どんな時も、人生には意味がある。なすべきこと、満たすべき意味があたえられている。あなたを必要とする“何か”があり、あなたを必要とする“誰か”がいる。そして、あなたに発見されるのを”待って”いる。私たちは、常にこの何か、誰かによって必要とされ、それを発見し実現するのを待たれている存在なのだ。120915


 トランスパーソナル心理学と言っても、むしろ、哲学・思想・倫理・道徳・教育・宗教など、すべての教示からエッセンスを吸収しているように見える。本当に心が弱くなった時、支えてくれる良書。

人とモノを自由に選べるようになる本

人とモノを自由に選べるようになる本
人とモノを自由に選べるようになる本
幻冬舎

・過去よりも現在と未来が重要であって、自分が生活や仕事において、具体的なビジョンを持っていることが大事です。未来において楽しいことを計画できるかとうかが、人としての魅力や個性となり、自信につながっていくのです。


・「人とモノを自由に選択できる人生」というのは、自分にとって必要な人、会いたい人、愛おしい人に会えることや、そういった人たちと良好な関係を築けることであり、同時に、好きなときに必要なモノ(時間・場所・欲しいもの)を選んで手に入れたり、手放したりできることを意味します。


・「人とモノを自由に選べる人」になるためには、当たり前のことを、淡々と続けていく姿勢を貫くことが不可欠なのです。121005
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 人は、居心地の良い状況を簡単に手放すことはできない。しかし、人の意識は、日々変わっているので、居心地の良い状況も常に変わって行くのだ。だから、過去と現在の居心地の良い状況を手放し、未来の居心地の良い状況をつくらなければならないのだ。

フリーで働く! と決めたら読む本

フリーで働く!  と決めたら読む本
フリーで働く! と決めたら読む本
日本経済新聞出版
中山マコト

・売りものとは「売りたいものではなく買ってもらえるモノ」


 一緒に仕事をしようとする相手は100%何かのスペシャリスト。世の中が「お金を払ってでもこの人に頼みたい!」と考えるのは必ず何かの分野のプロ。

 サラリーマンを辞めて独立起業する目的は何か。最大のものは「自由を手に入れたいから」ではないか。「自らの人生に、常に、主導権を持つこと!」そして、この自由を手に入れたフリーランスだけが「プロフェッショナルフリーランス」“売りものをしっかり確立している人!”売りものとは「売りたいものではなく、買ってもらえるモノ」。一緒に仕事をしようとする相手は、100%何かのスペシャリスト。そうでなければ、安心し て仕事を任せることなんてできない。世の中が「お金を払ってでもこの人に頼みたい!」と考えるのは必ず何かの分野のプロ。

 確かに、組織の価値観や行動原則を押し付けられ、目標管理で評価されるサラリーマンという立場は不自由だ。しかし、売り物をしっかり確立できていない状況で起業しても、サラリーマン以上に不自由な状況に追い込まれてしまうだけではないか?激しく移り変わる情報化社会の中で、継続的に買ってもらえるものを届けられる力を身につけなければならない。