ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

中学生からの哲学「超」入門

中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)
中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)
筑摩書房

勉強するのは『生き方を選ぶ自由』を得るためだ。より良く生きるためには、考える力が必要だ。この本には、考える力を身につけるために必要な思考がある。中学生だった頃に出会いたかった素晴らしい内容がある。


 小学生や中学生の頃、多くの方は「なぜ、勉強しなければならないの?」という素朴な疑問を持ったことがあるのではないでしょうか? そんな時、大人達の答えは、たいてい説得力がなかったのではないでしょうか? 良い高校、良い大学に進学し、良い職業に就くため、そして高い収入を得ることで、幸せになるために…当然のことながら、小学生や中学生だった私たちは、疑問に思うわけです「それが本当に幸せになる手段として妥当なの?」と…


 この本には、竹田青嗣さんが考える「勉強する理由」が、このように書いてあります。「勉強するのは、まさに『生き方を選ぶ自由』を得るためだ。」と。


 私たちの人生は、選択の連続です。がより良く生きるためには、考える力が必要です。この本には、私たちが考える力を身につけるために必要な思考のテーブルがあります。私が、中学生だった頃に出会いたかった素晴らしい内容があります。でも、かつて中学生だった私のようなオジサンにもおススメです。

パーソナル・プラットフォーム戦略

 目指せ、「ひとり社長」グローバルな市場を相手に、自らのノウハウを武器にして、さまざまな企業や人とアライアンス(提携)し、自分を色々な人が集まる場=「プラットフォーム」にすることによって、どんな時代になっても何があっても稼いでいける人

 現在、アメリカの労働人の4人に1人は、インターネットを使って、自宅でひとりで働き、組織に所属せず、独立していると同時にさまざまな企業をつながっているビジネスを行っている「フリーエージェント」と呼ばれる人々です。いま求めてられているのは、いままでとは違う発想、違う方式で、新しい成功モデルを構築することです。

 自分を「プラットフォーム」にするためには、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか?そのヒントは、以前私が勤めていたデザイン事務所などのビジネススタイルにヒントがありそうです。モノにしてもコトにしても需要が細分化する時代。大きな企業ほど、その細分化したニーズを敏感に感じ取ることが出来ません。そこで登場するのは、業種が異なる複数の企業から企画やデザイン、設計を請け負うデザイン事務所です。他の業界で成功していることを自社の強みを活かすアイディアと繋げるのです。

社会学にできること

社会学にできること (ちくまプリマー新書)
社会学にできること (ちくまプリマー新書)
筑摩書房

 私たちの中には、自分の意思で自分の人生を選びとれると思っている人もいるかもしれないが、選べる人生も、私たちが参加する社会に適応する方法の中から選ぶか、新たに創造するしかない。私たちは、既にある社会に、後から参加したプレイヤーだ。だから、私たちは、既にある社会に、適応しなければならない。学校は、存続しなければならないという使命をもつ社会に参加するプレイヤーを養成するための期間だ。


 社会に参加する一人ひとりが、そのような宿命を背負っているという
事実を認めれば、世の中はもう少し良くなるかもしれない。

子どものための哲学対話

子どものための哲学対話 (講談社文庫)
子どものための哲学対話 (講談社文庫)
講談社

・永井均さんは、人間はなんのために生きているのか?という問いに、遊ぶためさ、と言いきっている。


 この『子どものための哲学対話』で、永井均さんは、人間はなんのために生きているのか?という問いに対し「遊ぶためさ」と言いきっている。
 また「根が明るい人は、なにか目標のために努力しているときも、なぜかいつもそのこと自体が楽しい人で、根が暗い人は、何か意味のあることをしたり、ほかの誰かに認めてもらわなくては、満たされない人」とも言っている。


 この本を読むまで、私の生きる目的は「他の誰かに認めてもらうことによって自我を守ること」であったり「満たされない何かを補うこと」であったりしていたことが分った。つまり、自分は、根が暗い人なのだと思う。この本を読むまでの私は、生きているというよりも、何を恐れて追われていたような気がしてきた・・・


 永井均さんは『<子ども>のための哲学(講談社現代新書)』で「人間は結局、自分のやりたいことしかやらない。いや、自分のやりたいことしかやれない、と言ってもいい。いやいやながらそうする、という場合だって、与えられたその状況で出来ることの中では、一番やりたいことをやっているはずだ」とも言っている。


 私たちは「遊ぶために」「やりたいことをやるために」生きて行けば良いのだ。

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!
ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!
文藝春秋

・著者の梅田望夫さんは、会社を起こす時に満たすべき3つの条件とは、 「フラストレーションが報酬より大きいこと」「失敗の恐れよりも欲のほうが 大きいこと」そして「新しい技術や製品をつくれること」。という


 第一級のビジョナリーたちの名言に学ぶウェブ時代の座右の書この言葉が未来を切り開く!利益や存続を目的とする経営とは全く異なるビジョンがここにはある。


 著者の梅田望夫さんは、会社を起こす時に満たすべき3つの条件とは、「フラストレーションが報酬より大きいこと」「失敗の恐れよりも欲のほうが大きいこと」そして「新しい技術や製品をつくれること」。というゴードン・ベルの言葉によって、起業へと駆り立てられた。そうである。


 シリコン・バレーの最先端ビジョナリーの言葉をひたすら集め、その意味を徹底的に考えてきたという著者の勉強法をトレースし、変化の本質を見極め、行動するための力を得よう。


 イノベーションがイノベーターが集まるところから生まれるのだとしたら、イノベーターを集めなければならない。イノベーターを獲得するところから、どのような方法があるのか想像もつかないが、今までの人事制度から隔離して、 独自の評価基準が必要だ。