ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

まずはフツーをきわめなさい


 転職で成功するためには、自分の能力を売り込む力がなければなりません。売りこむためには、普遍的なビジネススキルとか、全体をみわたす広い視野などを身につけ、なにごともまんべんなくできるようでなければなりません。つまり、正社員としてのフツーをきわめておく必要がある。

 日々の小さな積み重ねが大事。逆転ホームランをねらったら失敗する。やった人にだけノウハウがつき、スキルがつく。フツーというのは、自分ではなく、世間が決めるものです。

 これは『ヤバい経済学』の日本版とも言える内容です。私なりにまとめると「グローバルスタンダードの実態はアメリカンスタンダードだった。時代とともに変化するフツーがゆがんだ世界のなかで、時代に流されず、感情を乱されリスクを背負い込むことなくフツーに暮らしていけるのは、フツーをきわめた視野の広い、ものごとの本質を冷静に見極められる人だけなのです。」という感じでしょうか。

 読者によっては、当たり前と感じる事例も多いかもしれませんが、私にとっては「そういう見方もあるのか」と思える話題も少なくありませんでした。

誰からも頼りにされる人の仕事のやり方


 権限には必ず責任が伴います。リカバリーできる人にしか本当の責任などとれません。仕事を任せる立場からすれば、能力がある人をどんどん使って、会社や社会に貢献して欲しいと思っているものです。'120226
 強運は準備している人にやってくる。強運な人は、いつチャンスがきてもいいように常に牙を研いでいる。120310

 →責任を取る覚悟で仕事をすると、何故か上手く行くような気がします。その理由の一つは、その覚悟がない人には誰も協力してくれないけど、覚悟がある人には、多くの協力者が現れるからではないでしょうか?

 周りから頼られたり、仕事ができる人は、大概時間管理がうまい。時間管理がしっかりできている人は、全体に安心感を醸し出し、余裕も感じられるもので、仕事の成果もきちんと出しています。時間管理がうまくできている方の行動を観察していると、仕事の発生から、それに着手行動しはじめるまでの時間が、圧倒的に短いということが分かります。

 →仕事ができる人は、とにかく手をつけるのが早いですよね!とりあえず手をつけてみて、上手く行かないことを修正して行くのがコツなのでしょうね!

2022――これから10年、活躍できる人の条件


 はじめにより・・・

 2010年12月7日―当時46歳の私は、癌だと告げられた・・・

 ・・・私がやったことは、とにかく生きることを選択したことだ・・・・・・希望を捨てず、未来を画き、行動を続けた。

 その結果、生まれ変わった気分で、再び目の前の仕事に着手できることになった。・・・

 ・・・私たちは困難にぶちあたったとき、・・・可能性を閉じてしまいがちだ。
 だが、決して、あなたは、可能性を閉じシナリオを選んではならない。
 自分が選択する未来が、現実となる。だからどんな困難にぶちあたっても、あなたが未来への扉を開き続けられるように―不安がかき消され、行動がかきたてられるような―強い未来を、私は、この国に宣言しよう。120317

脳は平気で嘘をつく 「嘘」と「誤解」の心理学入門


・人は、主観というものによって「自分が見たいもの」だけを見ようとしてしまう。しかも、多くの人が自分の観察能力を過大評価する傾向にあり「私は他の人より“人を見抜く力“がある」と思いこんでしまっている。

 自己愛の欠如した人は、自分に自信がなく、いつも誰かに「認めてもらいたい」「褒めてもらいたい」と思っているアイデンティティの不安定な人といってもいいだろう。


「自分は自分、人は人」と割り切って考えられる人は怒ることが少ない。すぐ怒る人に共通しているのは「自己主張が下手」ということである。女性は仕事のことで怒っているようでも「私のことをバカにしているんじゃないか?」という気持ちだけで怒っているようなときがある。

 自己愛が欠如した人と自己愛が肥大した人を比較した時に、どちらがマシか(・・?という問題については、意見が分かれると思いますし、女性が怒っている理由についても、多くの女性に納得してもらうことが難しいと思いますが、自分の意識が自分の無意識を理解していない、いや、むしろ、自分の意識は自分の無意識の存在を知らない。ということについては間違いない。自分の無意識を理解できなかったり、認めなかったとしても、存在を認めることが大事である。

いまを生きるための思想キーワード


 「私」が安心して「主体」として振る舞えるようになるためには、「私」から見て、立派な自立した「主体」であるような他者たちから、対等な立場で「承認」される必要がある。その他者もまた他の”他者”からの承認を必要とするはずである。つまり相互に(無限に)承認し合う関係が成立していることによって、「私たち」は安定的に「主体」たり得るのである。


 ―逆の言い方をすれば、人は、他者からの「承認」が得られない時、人は、自分に「承認」を与えない他者を「承認」することができない。自分を「承認」しない他者を「承認」することは、自分を否定することに繋がるからだ。そこには、相手を否定するという循環が発生する。この循環が世界規模で発生すると戦争に繋がるのではないだろうか?


 自己の個性・自由・歴史性を意識する「人間」の欲望は、「他者の欲望」を欲望する。①他人が欲しがるものを「私」も欲しがる。②他者の欲望を「私」の思うようにコントロールする。③欲望する主体としての「私」を(同じように欲望する主体である)他人に認めさせる。―③相手に認められたいから、①同じものが欲しいし、②相手の欲望を自分の方に向かせようとするわけである。ヘーゲルは、この③を「承認」と呼んでいる。