2,022/11 糖尿病型と診断されてしまってから、歓送迎会など以外では、ビールを控えていたのですが、最近、どうしても飲みたくなった時は、【カロリーゼロ・糖質ゼロ】アサヒ ドライゼロ[ノンアルコール]を飲んでいます。
ビール特有の旨味を堪能することは出来ませんが、何んといっても安いのが嬉しいですヾ(- -;)
>一番大切なのは、しまったモノを見つけやすく、
取り出しやすく、片づけやすくすること…
23/6/29、再雇用嘱託契約の満了に伴い、最終出社日を迎えた私は、貸与されていた備品の返却をしなければならなかった。でもiPhoneのイヤホンと初期化の方法が書かれたコピー、名刺(組織の名前が変わって大量にもらったばかりだった)が見つからない。人に迷惑をかけないため、そして何よりも自分にストレスをかけないために、片づけは大切だ。食事療法と運動療法のおかげで約7kg減った体重とともに、リバウンドしない片づけを身につけたい。
23/7/15 相変わらず、iPhoneのイヤホンは見つかっておりませんが、名刺は、ロッカーとフリーアドレスのデスクを行き来するためのトートバッグのポケットに入っていました。片付けを指南する本は、モノをしまう場所場所を決めて、必ずそこにしまうようにすることを推奨していますが、それが完璧にできれば苦労しないですよね。
- 体力の正体は筋肉 (集英社新書)
- 集英社
- 本
2022/11、糖負荷試験の2時間値が基準値をはるかに超え、糖尿病型と診断されてしまいました。その後、栄養士さんの指導に従い、お菓子と名がつくものを可能な限り食べないようにして(9割以上減)、果糖ブドウ糖液糖を添加している清涼飲料水を飲まないようししたら、体重は62kgから54kgに減ったのですが、贅肉に隠されていた私の胸板は、とても貧相になってしまいました。そうです、私の上半身からは、筋肉が失われていたのです…上半身の筋トレは、難しいので、意識的に力仕事をして挽回したい…
- マチネの終わりに(文庫版) (コルク)
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>クラシック・ギタリストの蒔野聡史は、2006年の最終公演を終えた夜、レコード会社の担当者が同伴した小峰洋子と出逢う。洋子は、国際ジャーナリストで、蒔野が高校生だった20年前「パリ国際ギター・コンクールで彼が優勝した演奏を聴いた」と話す。打ち上げで他愛のない会話を交わす内に、この夜は二人にとって特別な物語の始まりになる……。
この作品、ちょっと敷居が高くて、玄関で靴を脱ぐまでに時間がかかるのですが、一旦、居間に通されるともう読むことを止めることが難しくなります。
二人の主人公には、モデルがいるらしいのですが、まるで平野さんご自身が、登場人物達の人生を経験したかのように、異性である女性の気持ちも含めて、繊細かつ大胆に描き分けられていて、リアリティが凄いです。
この物語の主題は、もちろん!?恋愛なのでしょうけれども、相手との間に出現する自分自身の「分人」を愛せるかどうか、という平野啓一郎さんならではの視点からの問いに独自性が感じられます。主人公の蒔野と洋子は、自分の気持ちを客観的に見つめる力があり、自分を抑制することで、相手は掴んだ幸せを守ろうするシーンは、痛々しくもありました。
私たちは、それぞれ異なる背景を背負っており、だからこそ言葉だけで気持ちを通い合わせることは難しいですよね。でも、もし、この人、私の言っていることを理解してくれている、共感してくれている、と感じられる異性と出逢ってしまったとしたら、そりゃもう、当然、恋に落ちてしまうことでしょう。
私が、平野啓一郎という作家を知ったのは、小説ではなく『私とは何か――「個人」から「分人」へ』という、心理学のような本を読んだことがきっかけでした。その後『自由のこれから』を読んで「小説家なのにアカデミックな方だな」と気にしていたのですけれども、今回ようやく小説を手にする機会が訪れたのです。登場人物は、ハイブロウな人たちで、使われている語彙も難解なのですが、それが知識をひけらかすような嫌味な感じになっていないのは、平野啓一郎さんの教養や学識が本物だからだと思います。
- 老いる意味-うつ、勇気、夢 (中公新書ラクレ 718)
- 中央公論新社
- 本
>2015年に『遠い昨日、近い昔』を書きあげたあとくらいのことだ。老人性うつ病という暗い暗いトンネルに入ってしまっていたのである…
2023年の夏、私は再雇用嘱託契約期間の満了を迎え、積読になっていたタイトルに「定年」「老い」という言葉が入っている本を読み始めた。その中でも、この森村誠一さんの本は、ピリッと辛い。私は酒の味がわからないが、喩えるなら、ドライなウイスキーみたいな味なのではないだろうか…。とは言っても、ご自身が味わった苦悩をさらけ出し、読者を包み込む優しさも兼ね備えている。成熟したい人に薦める。