未来の年表 + 新型コロナウイルス
- 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
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人口が減少する理由と影響を様々な証拠に基づいて説明している。人口減少は、毎年、百万人減るとかの穏やかなものではなく、雪山を転がる雪だまのように、いずれ雪崩になるかもしれない。日本は、沈没する前に、無人島になるのか、それとも、植民地になるのか?
新型コロナウイルスの影響で3月30日からテレワーク(リモートワーク)主体の勤務をしています。緊急事態宣言が発令されていた頃は、1日/月ぐらいの出勤でしたが、解除された後は、1日/週ぐらいの頻度で出勤しています。
私は、この新型コロナウイルスの影響を、上手く転じれば、人口減少の歯止めにしたり、少ない経済活動で日本という国家を維持するための新しいライフスタイルにつなげることができるのではないかと思っているのです。まだ、頭の中がまとまっていないので、体系的な施策方策の案として提言することはできませんが、今回は、思いついたことを書き留めておきたいと思います。
このまま、新型コロナウイルスの感染を抑制するためには、東京に一極集中していた経済活動を分散する必要があると思います。具体的には、東京にヘッドオフィスを持つ企業は、ヘッドオフィスを周辺都市に分散させ、スタッフが東京を通過して通勤することがないような施策方策が望まれます。夜の繁華街がやり玉に挙げられておりますが、満員電車が復活すると、間違いなく満員電車に起因する感染拡大が発生するからです。
人間が新型コロナウイルスを運ぶ(蓋の無い)器である以上、人間が移動することを抑制することが、感染拡大を抑制する唯一無二の対策なのです。
ITの進化で、いつでもどこでも仕事ができる時代になりました。極端なアイデアですが、誰もが企業に直雇用されるのではなく、ある程度の安定を補償されているマッチングビジネスに加入し自宅に近い職場で、スキルを活かした仕事を選ぶことができるようなシステムができれば、良いのではないかと思うのです。