人生論ノート (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 1978/9/1
岸見 一郎さんの『人生は苦である、でも死んではいけない』の中で、
三木 清さんの『人生論ノート』の言葉が何度も引用されている。
実は、私も持っていて、何度か開いたことはあった。改めて開くと、
言葉が抽象的で、注釈のない専門用語や難しい熟語もあるので、
おそらく理解できないで挫折したのだろう。
しかし、そこに書かれていることは「今、分かろうとしないで、
何時、分かろうとするのか?」と迫って来るような強さを感じる。
社会に向けた客観的なまなざしの中に、その風潮を批評し、
取り戻さなければならない哲学を主張する強さが垣間見える。
岸見 一郎さんの『人生は苦である、でも死んではいけない』の方は、
とても読みやすい本で、1日で読了することができたのだが、
三木 清さんの『人生論ノート』は、東大首席・山口真由さんが
教える『7回読み勉強法』を活用する必要がありそうだ。
- 人生論ノート (新潮文庫)
- 新潮社
- 本 三木 清
- 人生は苦である、でも死んではいけない (講談社現代新書)
- 講談社
- 本 岸見一郎