泣き寝入りはしない~密着 "コロナ切り"との闘い~
取材を始めたのは今年4月。三重県のある労働組合では、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、解雇や雇い止めが殺到。相談数はこれまでに700件を超えた。所持金わずか数百円、3日間何も食べていないという派遣社員。アパートの退去を迫られている外国人女性。こうした人の支援のために開こうとした”派遣村”には自粛要請が…。そして助けを求めに行った行政の窓口では…。いま現場で何が起きているのか。密着3ヶ月の記録。
新型コロナウイルスの影響で、世界が変わらざるを得ない状況に追い込まれている。今までの方法を踏襲していたら、以前と同じ売り上げ利益を得ることは難しい。そのビジネスそのものが無くなってしまうことすら起こっており、お金が回らなくなってしまう。また、人の行き来にはリスクが伴うため、新しいビジネススタイルへのシフトも難しい。仕事は求めるものではなく、自ら創らなければならない時代に突入したのだ。
生きるために必要な「衣・食・住」それを支える「インフラ」は、当然必要なのだが、それを買ったり、借りたり、利用するために必要な「お金」を得る手段が急激に縮小している。こんな時に必要なのは、マッチングビジネスだろう。
コロナ過であっても、コロナ過であるからこそ、人手が必要な仕事がある。医療の現場では、仕事を離れていた看護師の復帰を促していると聞いたことがある。宅配便の仕事は増え、Uber Eatsも配達パートナーを募集しているようだ。
しかし、医療従事者はもちろん、どのような仕事であっても、何らかのスキルが必要だ。だから、スキルを持っているのに使っていない人を見つけ出し、その人を求めている組織で働いてもらう。そんなマッチングビジネスこそ、今、望まれていて、より信頼できるシステムが必要なのだと思う。
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6月28日(日)「泣き寝入りはしない~密着 "コロナ切り"との闘い~」
見逃し配信(7月5日朝 6:44まで)
ディレクターからの言葉も掲載しています。ぜひお読みください。とのこと……