コロナの時代 満員電車はやっぱり怖い
新型コロナウイルスは、まだ息を潜めているのに、緊急事態宣言が解除されたので、私たちの日常は、良くも悪くも元の状態に引き戻されつつあります。報道番組では、通勤電車の混み具合を伝えていますが、どう見ても3密としか言いようがない状態ですね。私は、かねてから通勤という不毛な時間が何とかならないか?と思っていました。
成果主義という言葉が叫ばれるようになって、ずいぶん時が流れたような気がしますが、まだまだ私たち労働者は、勤務時間によって管理されています。朝9時に出社して、正午から12時45分まで休憩し、17時15分まで働く…。7.5時間働いたからと言って、それに見合った成果が出たと言えるのでしょうか?
労働者が勤務時間によって管理されているのは、主に、マネジメントの容易さからです。上司と部下が同じオフィスにいれば、席に座ってパソコンに向かっているのか、キッチンで談話しているのかが一目瞭然です。何か思いつきで仕事を頼みたいときも「岩井くん、ちょっといい?」と呼びつければ良いわけです。
テレワークや時差通勤では、部下が目の前にいない時も、成果を出させるようにマネジメントしなければなりません。そうなんです。新型コロナウイルス感染予防の働き方は、上司のマネジメント力、部下のセルフマネジメント力が問われるのです。更に、そこには、チーム全体で成果を出していく!という強い信頼が必要なのです。