ディフェンスラインを上げろ! @ 作業興奮だ!

ディフェンスラインを上げろ!というタイトルですが、このブログのテーマは、サッカーではありません。私がディフェンスラインを上げろ!と言っているのは、個人や組織の能力の底上げを意味しています。天才ならともかく、凡人は、特定の能力を高めるよりも、汎用性の高い能力の底上げが大切です。この考え方は、私たち一人ひとりの人生にも、組織の運営にも、必要な意識をもたらすものだと信じています。

ソロモンの偽証

ソロモンの偽証 全6巻 新潮文庫セット [文庫] [Jan 01, 2014] 宮部 みゆき [文庫] [Jan 01, 2014] 宮部 みゆき [文庫...
ソロモンの偽証 全6巻 新潮文庫セット [文庫] [Jan 01, 2014] 宮部 みゆき [文庫] [Jan 01, 2014] 宮部 みゆき [文庫...
新潮社

2014年11月03日
 私は『ソロモンの偽証:第Ⅲ部 法廷 下巻(新潮文庫)』の9~467頁を読んでいない。だって私は、この部分を単行本の397~722で読んだから…でも、この本に収録された『負の方程式』を読むために、私はソロモンの偽証に帰って来たのだ。だから『負の方程式』を読み終えた今、この本を「読んだ本」に追加して良いよね。単行本で読んだ人は、誰もが『負の方程式』って何だ?何が書かれているの?と私の様に不満になるだろう、でも、その「読みたい、買うか、買うまいか」という欲求と逡巡は、単行本で読んだ人だけに与えられた特権なのだ!


 この物語りを絶賛している宮部ファンの皆様も、異口同音に「中学生のくせに賢すぎる。」と言っていますが、私は『第Ⅰ部 事件』を読んだ段階で、これは、現実的な世界を舞台にしたファンタジーなんだと…彼らが使うのは、魔法ではなく、中学生としては類まれな知力であるだけだ。


 「大人の価値観で見ればば、誰も救われないどころか、迷惑にしか映らない学校内裁判を、小説の中とはいっても真実味を保って実現させた宮部先生は流石だと思いました。具体的な内容は明確に覚えていないのですが、大人の弱みを掴み利害が絡む取引を提案することによって自分のやりたいことを実現させてゆく涼子に、意思の強さよりも成熟した魔女のような狡猾さを感じたのは私だけでしょうか?いずれにしても人生のどこかで致命的な傷を負った戦士たちが自らを癒して行く過程は、感動的でした。」


 人は、継続的に生きて行くために、成長してゆくために、自分自身を好きにならなければならない。自分自身を好きになるためには、自分自身が止むを得ず犯してしまった過ちに決着をつけなければならない。この『ソロモンの偽証』で行われる裁判は、主人公たちが、自分自身の罪を複眼的な視点から見詰める為の儀式である。判決は、人から下されるものではなく、自分が自分に与えるものなのである。


 『ソロモンの偽証』を読んでいる時に思ったことですけれども、人間は、言語を使って、過去のことも、未来のことも、自分が行ったこともない宇宙のことも知ることができるし、考えることができる。だから、人間らしく生きるということは、未来のために、過去を活かすことなのだと思う。


 神原君の証言で明かされた真相を裏付ける証拠はどこにもないわけですけど、それは信じるしかないのでしょうね。ちょっとだけ引っかかります…


 これでもう、杉村三郎さんは、宮部みゆきさんにとっての看板俳優決定ですけれども、さて看板女優は誰にしましょうか?順当に行くと、摸倣犯の前畑滋子なんですけれども、杉村三郎さんを演じた小泉孝太郎さんが、36歳で、滋子を演じた木村佳乃さんが、38歳なので、ドラマでの共演は十分可能ですね^^;A


 『ソロモンの偽証』を読み終えた後、『レベル7(1990)』『スナーク狩り(1992)』と古い宮部作品を読んだ。宮部さんの作品は、フィクションだとわかっていても、真相?を知りたくて深く読み込もうとしてしまう。現実よりも(ある意味)真実を表しているような物語りは、私たちの身の回りでも起こっている出来事を映している鏡なのかもしれない。

レベル7(セブン) (新潮文庫)
レベル7(セブン) (新潮文庫)
新潮社
スナーク狩り (光文社文庫プレミアム)
スナーク狩り (光文社文庫プレミアム)
光文社
2011-07-12


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