ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

二つの「競争」―競争観をめぐる現代経済思想


「コンペティション」は、負けないようにする競争観であるのに対し、「エミュレーション」は、勝とうとする競争観である。負けないようにする競争観には、敗北によって自分自身を見詰め直し、競争の過程で見失っていたかもしれない自分自身、自己への関心を取り戻させる機能が含まれている。

 この競争観は、自分自身を見つめ直す契機として競争を捉えている。勝とうとする競争観は、勝利を得るための工夫・技術の思考を導くので、ひとつ誤れば、勝利を渇望するあまり、自分本来の領分を見失い、自己への配慮と関心を置き去りにしてしまうかもしれない。

 モノを造って販売していれば、競合他社が商品が気になります。サービスを提供していても同じです。競合他社が造って販売しているモノに、負けないスペックにするために、努力しているはずです。しかし、あなたが、あなたが造って販売しているモノ、提供しているサービスの競合は、他社が造って販売するモノや他社が提供するサービスだけでしょうか?

 ビジネスは、スポーツではありませんので、あらかじめルールが決まっているわけではありません。もし、新しいアイディアや技術を使ってもかまいません。市場もそれを望んでいるのです。
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