ザ・ファシリテーター
ザ・ファシリテーターは、ダイヤモンド社の本で、エリヤフ・ゴールドラット博士の「ザ・ゴール」シリーズと同じ様な装丁です。内容も、ビジネス小説を楽しみながら、ファシリテーションが理解できるという狙いです。
著者は、森 時彦さんという方なので、舞台は、日本の会社で、マーケティング部門のリーダーだった黒澤涼子(リョウ)が、開発センター長に抜擢されるところから始まります。実は、この辺が、どんくさい?感じがして買うのを躊躇していたのですが、内容は、なかなかリアリティがあるし、ファシリテーションのスキルが、これからのリーダーには欠かせない資質であることが良くわかります。
さて、リョウは、自分よりも年上で、技術者として優秀な10名の室長を部下にして、社長から与えられたミッションをどのように達成するのでしょうか?
厚みは、約25mm(あとがきを入れて353ページ)ですが、小説仕立てなので、読みやすく、大切なことはしっかり押さえられており、しかも、例が載っているので、理解しやすいです。ジョハリの窓など、心理学的な面も抜かりなく紹介されており、応用も効きそうです。
リーダーが中途半端に技術や知識を持っていると、部下に任せなければならない仕事を抱え込んでしまい、パフォーマンスが上がらないことが少なくありません。リーダーに必要なのは、むしろプロフェッショナルがついていきたくなるような哲学なのです。
