苦しかった時は、いつも本が救ってくれた……
決して「人が当てにならない」ということじゃないよ……そうじゃなくて、
自分と対話するためには、自分のペースで考えることが大切ってこと……
だって、そうでしょう? 相手が、どんなに知的で優しい人であっても、
私の頭や心の中で、何が渦巻いて混乱しているかなんて、わからない……
苦しい時には、本屋さんに行こう。先ず、背表紙を、ずーっと見て行こう。
何だろう? と思うようなタイトルに出逢ったら、その本を抜いて、
まえがきを読み、あとがきを読む。著者の言葉に違和感を感じることがなく、
読めるかもしれない。読んでみたいな、と思ったら、カゴに入れよう。
本は、できれば5冊ぐらい、まとめて買うと良い。そうすれば、持って帰った後に、
気分が変わっても、一つぐらいは、手に取れる本がある。読みづらければ、
最初から読まずに、途中から読み始めよう!分からないことがあったら、
そのことが書いてあるところまで、戻ればよいだけだ。
良い本に出逢えれば、小さな世界に閉じ込められていた
自分を救い出す言葉にも出逢うことができる。
良い本を書く著者は、読者の代わりに、たくさんの本を読み、
たくさんの勉強をして、他の人生を経験する機会を作っている。