ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

葬式は、要らない


Q.葬儀は、誰のためのもの? という問いに対する私の答えは、
A.葬儀は、残された者が故人への感謝と気持ちを切り替えるためのもの。

 父は90歳と高齢であったため、。告別式だけの1日葬(参列者11人の小さな家族葬)でした。葬儀は故人のためというよりも、残された者が故人への感謝と気持ちを切り替えるために必要な儀式なのだと思いました。

◆葬儀屋さんは、事前に決めておこう…
 父の葬儀に際しては、スマフォで検索した! にわか仕込みの知識しかなくて、ほとんどの事を葬儀社の担当者に助けられながら決めたのですが、簡素にするにしても仏式で葬儀を行うのであれば、少なくともこの本に書かれていることぐらいは、知っておきたかったと思いました。
 生前に何も聞いいなかったとは言え、先祖が世話になっていた菩提寺の宗派も知らないようでは、葬儀の読経を住職にお願いする時点で躓いてしまいます。『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』も並行して読んでいるので、仏教の歴史についても概要を掴んでおきたいと思います。

◆葬儀には、いくらかかる?
 財)日本消費者協会によるアンケート調査2007年によると、葬儀費用の全国平均は231万円で、諸外国と比較しても飛び抜けて高いそうです。
 この本を乱暴に要約すると、明治に時代が変り、2度にわたる「上知令」で寺領が召し上げられ、神道と仏教の分離が推し進められたことによって、危機に瀕した仏教寺院が、生き残るために葬式仏教に傾いていったことと、高度経済成長における戒名のインフレ化などが要因だとしています。著者は、そのような背景から、葬式をしてほしいとは思わないと書いています。

◆葬儀の意味…
 故人を知る人たちが集まり故人を忍ぶという機会になれば、とても大きな意味があると思います。家内の実家がお世話になっているお寺のご住職も、そのようなことを仰ってました。法要も本来は、そのような意味があるのではないかと思います。

◆何方に導師を依頼するか…
 父の家系の菩提寺は、奈良県の天理にあり、千葉からお参りに行くのは厳しいため、供養していただき、父の代から近所の霊園にお墓を設けるつもりでおりましたが、著者はお墓も贅沢だと言います。
 確かにすべての家系が個別に求めたら、日本中が墓地になってしまいますし、我が家のように子供が女の子だけだと、後継者が途絶え無縁仏になってしまう恐れもあります。我が家は、永代供養付きの墓地を選びましたが、難しい問題です。

◆お墓が無い人はどうするの?
 私が契約した霊園では、長男が受け継がなければならない、という規則もなく、両親と私たち夫婦だけでなく、長女夫妻や、次女が結婚すれば次女夫妻も入れるようです。合理的ですね^^;
×

非ログインユーザーとして返信する