ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

8月の読書メーター

9月も、もう中旬ですが…8月の読書メーターをまとめました。
読んだ本の数:14 いただいた★ナイス数:1112!ありがとうございました。


リブセンス〈生きる意味〉リブセンス〈生きる意味〉感想
がっちりマンデー!で、百戦錬磨の社長に混ざって、めちゃめちゃ若い社長が出演していたことがありました。誰かと思ったら、無料広告、お祝い金制度などの特長を掲げたアルバイト情報サイトで躍進した「リブセンス」の村上太一社長とのこと。手練れの上阪徹さんが取材して書いた本ということならば、読みやすいことは間違いないので、取り急ぎ買って積んでおきました。およそ20歳も先輩のライターが、惚れたとしか思えない熱さで繰り返し書いたのは「とにかく、お客さまが満足するものが作りたいと思ったんです。」という村上社長の言葉でした。
読了日:08月26日 著者:上阪徹


スタンフォードのストレスを力に変える教科書スタンフォードのストレスを力に変える教科書感想
ストレスは役に立つと思うと実際にそうなる。ストレスマインドセットは、考え方だけではなく行動にも影響を及ぼし、効果は持続する。心と体には、さまざまな自然治癒力が備わっている。逆境はレジリエンスをもたらし、つらいできごとは人間としての成長につながる…。ストレスを切り抜けるために、原因を相手のせいにすることことは得策ではない。ストレスを受けた時は、自分の側にある要因を分析し、その課題を解決するためのチャンスである。目的達成に対する意欲を高め気分を高揚させる何種類もの脳内化学物質の大量分泌が引き起こされるからだ。
読了日:08月25日 著者:ケリー・マクゴニガル


ユングの心理学 (講談社現代新書)ユングの心理学 (講談社現代新書)感想
《ユングは人間の態度を外向型、内向型に類別し、心理的機能を合理的なものと非合理的なものという対概念で考え、さらに合理的な心のはたらきとして思考と感情を対として考え、非合理的な心のはたらきを直感と感覚とに分けた。外交思考型の人は、事実に即して答えを出す人であり、外交的感情の発達内向思考型の人は、自分の中に沈潜して論理的な考えをもて遊ぶ。》私は、事実に即して答えを出そうと努力しているものの、その実は、現実のものごとに対する興味はなく、独自の情景を心の中に描き、自分の感覚と遊ぶことに巧みなタイプだと考えられる。
読了日:08月25日 著者:秋山 さと子


中高年がキレる理由 (平凡社新書)中高年がキレる理由 (平凡社新書)感想
《中年期は、それ以前は重要であった多くのことに別れを告げねばならない。人は、自分がありふれた人間であってもよいこと、そしてありふれていなければならないことを学び、尊大な考えや過度の欲求に別れを告げることを意味します。心理臨床家カースト》そうなんです。中高年は、それまで仕事や家族に支えらえれていたアイデンティティが壊れるため、自分自身を信じる力で支え直さなければならなのです。意識面を理詰めで固めて抑圧していた感情的なものを形成し偏りを補償することで、よりバランスの取れた生き方へと自らを導く必要があるのです。
読了日:08月25日 著者:榎本 博明


自由とは、選び取ること (青春新書INTELLIGENCE)自由とは、選び取ること (青春新書INTELLIGENCE)感想
BIG tomorrowに連載した人生相談をまとめ、加筆・修正したもの。「優先順位をつけることができれば、誰かに相談する必要はないです。」と突き放す村上龍さん。確かに質問の内容から背景が類推し難いなど、相談以前の問題が山積みなので気持ちも解るのですが、質問者は、自分が置かれている環境を分析したり、自分自身の強みや弱みを客観的に評価する力に欠けているから相談しているわけです。そんなわけで、困ったことが起きたら、人に相談する前に、先ず自分自身で問題を整理し、客観的に考えることが大切であることが良く分かります。
読了日:08月25日 著者:村上 龍


会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術感想
《不確実な時代に生きる私たちが自分らしく生きるためには「どこでも稼げる力」が必要です。会社を「いつでも辞められる」と思えるだけの力をつけておけば、自由に生きる権利を手にしたのと同じです。この力を持っている人といない人とでは、大きな力がつくでしょう。》会社という仕組みの中で仕事を分担していると、その道のプロフェッショナルじゃなくても、そこそこ仕事がこなせるような気がしてしまいますが、その実力が他の組織でも通用するとは限りません。出来るだけ高い視点から広い範囲を見渡すことを心掛け、自分の専門分野を磨きましょ。
読了日:08月16日 著者:藤田 晋,安藤 美冬,中村 貞裕,楠本 修二郎,山本 由樹,坂野 尚子,和泉 昭子,村尾 佳子


正しい恨みの晴らし方 (ポプラ新書)正しい恨みの晴らし方 (ポプラ新書)感想
《まず、妬みを感じている自分を知覚する:ネガティブな感情をコントロールする第一歩は、冷静に自分を見る視点を自分の中につくることです。すると、なぜ妬みが起きたのかを分析することが可能になります。妬み感情をヒントにして、自分の本当の目的は何だったのか、本当は何がしたかったのかが、とてもクリアに見えてくると思います。》ここでも必要なのは、自分自身の思想や行動を客観的に把握し認識するメタ認知能力なんですね。誰かを恨んでしまう心境は、ある意味、自分の欲求を見失い、他者の欲求に翻弄されている状態なのかもしれません。
読了日:08月16日 著者:中野 信子,澤田 匡人


仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える (幻冬舎新書)仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える (幻冬舎新書)感想
>世の趨勢や人々の在りようを俯瞰的に眺めた時、立ち表われる「実存的な問い」を真正面から考えると、現代人が抱える空虚感の正体や、苦悩から脱するヒントが立ち上がるのではないか。誰しも子供時代には「遊び」に夢中になっていたのに、どうして、縁遠いものになったのか。それは、物事の「質」を「量」に還元する貨幣経済が、支配的な価値観になってしまったからだろう…。勝手に要約したこの部分に、私が自覚する症状の原因と緩和するための方法が示されている。合理性や利便性など「量」に偏っていた価値観から「質」の大切さに目を開くのだ。
読了日:08月13日 著者:泉谷 閑示


好奇心を“天職好奇心を“天職"に変える空想教室感想
植松 努さんの本を読むのは『NASAより宇宙に近い町工場』に続いて2冊目です。この本は、小中学生を対象に平易な言葉を選んで書かれていますが、夢を追うことを先送りし続けて「定年」を迎えてしまったオジサンにも奮起への勇気を与えてくれる内容でした。植松さんは「他人に評価をまかせてはいけない。」社会で生きていく上て大切なことはたった一つ「一緒に仕事がしたい」と思われるような人物になれるかどうか、ということです。と力強く語りかけてくれます。https://bookmeter.com/reviews/66279019
読了日:08月11日 著者:植松 努


カントの人間学 (講談社現代新書)カントの人間学 (講談社現代新書)感想
私は、この本を中島義道さんによるカントの肖像画だと思いました。もちろん、カント自身をモデルにして描かれたものではなく、残された様々な記録を紡いで織られたものです。色彩には、後の哲学者が採掘した顔料も塗り重ねられ、事実を追求するというよりも、中島義道という哲学者の分析というか、解釈が深く刻みこまれています。カントという良くも悪くも偉大な哲学者の存在を、一人の人間として親しみを込めて掘り下げることによって、市井の哲学者たちが、読書メーターという井戸に感想・レビューを持ち寄るためのテーマを提供してくれています。
読了日:08月11日 著者:中島 義道


シンプルに考えるシンプルに考える感想
私は、LINEを使いたいからスマフォを買いました。海外でも役に立ちました。《差別化を狙う時、僕たちが見ているものは、ライバル企業です。そこには、ユーザーはいないのです。ユーザーが求めているのは「違い」ではなく「価値」です。》売れているモノやサービスを真似たり、上回ろうというしたりすることで、お客様の選択肢を増やすことはできるかもしれませんが、心の底から喜ばせることはできないのかもしれないですね。https://bookmeter.com/users/343798/books/9741990/mutters
読了日:08月08日 著者:森川亮


話がつまらないのは「哲学」が足りないからだ (青春新書インテリジェンス)話がつまらないのは「哲学」が足りないからだ (青春新書インテリジェンス)感想
《私たちは、考えの違う人を「面倒だから」と避けがちです。すると、話し合う相手は、同質の意見を持った人ばかりになってしまいます。これは、インターネット上ではより顕著に表れます。普段、目にしているのは、決まったサイトだけといことになっていないでしょうか。》タイトルと関係が薄い部分ですが、私に突き刺さったところです。そうです。読書メーター、本が好き!、シミルボンと、3つの読書系SNSに、”ほぼ”同じ感想・レビューを投稿しているのは、私です。自分と違う考えを避けがちな私は、話がつまらない人になっているのかも^^;
読了日:08月08日 著者:小川 仁志


ダントツになりたいなら、「たったひとつのダントツになりたいなら、「たったひとつの感想
著者は、ノルウェーの元軍人。空挺部隊に選ばれるも、翌年、自動車事故に遭い軍隊を辞めた。その後ビジネススクールに入学。痛みを抱えながらも11年かけて卒業し、メンタルトレーナーに転身。現在、アスリートやビズネスマンにコンサルティングを行い、大企業での講演もこなす。ベルトランド氏は「驚くほどわずかな違いが大きな差を生む。たぐいまれな結果を出せる人は、日常の小さな”正しい決断”を下すのが上手なのだ」と始め「人生は厳しい。しかし大切なのは、あなたがどれぐらい受け入れて、それでも進み続けられるかである」と締めくくる。
読了日:08月05日 著者:エリック・ベルトランド・ラーセン


3本線ノート術3本線ノート術感想
《子どもが勉強で要求されるのと、大人が仕事で要求されるのは全く同じ「時間管理力」「問題解決力」「発想力」という3つの能力。できる人が優れている「時間管理能力」の3要素は、しなければならないことを着々とこなす「自動化」、勉強内容をルーチンに落とし込む「単純化」「自己測定化」する力。》それは、分かったんだけど、話が全体的に抽象的過ぎて、いつになっても具体的な事例が出てこないので、最後まで読んでも、3本線ノート術を使って能力を上げる方法が分からないままでした。それって、私も「勉強ができない子どもたち」ってこと?
読了日:08月04日 著者:橋本 和彦

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