未来を拓く
人は、未来が閉ざされたと感じた時、希望を失うのではないでしょうか?
若い頃は、希望を持って突き進んでいる者も、ただ何となく生きている者も、
誰もが、明確な未来が見えないものです。しかし、人生の曲がり角を越えると、
次第に自分の未来が見え、可能性が閉じて行くことを認識することがあるのです。
そんな未来が見えなくなった時、うずくまってしまう人もいるでしょう。
目先のことに集中して、見えないという事実から目を逸らす人もいるでしょう。
目を逸らす人よりも、どちらかというと、うずくまってしまう人の方が問題です。
誰もがいずれ迎える日に向かって、一人残らず進まなければならないからです。
自分の未来を自分で閉ざしてしまうことも、その人の自由なのかもしれません。
しかし、幸い日本では、様々な選択肢を選ぶ余地が残されているのです。
今まで自分がこだわって来た何か、その何か以外にも、未来が閉じて行くことを
忘れるほど、自分を突き動かしてくれることがあるかもしれません。
今まで自分が必要としていた何か、その何か以外にも、もっと自分が求めていた
モノやコト、そして人が現れるかもしれません。承認されたいという欲求から
解放され、自分を自分自身で認めてあげられるようになることで、未来を拓く
ことができるのです。閉ざされたように見えた、未来が開けて行くのです。